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レフェリー
サッカー関係のブログを読んでいると、レフェリーへの不満・批判が目につく。
おそらくは熱烈なチーム愛の裏返しなのだとは思うけど、
敗戦の責任転嫁、心理学的に言えば「投射」としか思えないものを読むと
うんざりしてしまい、途中で読むのをやめてしまうこともしばしば。

そんな中で、この間のナビスコ決勝の審判は、珍しく評判がよかった。
でもリーグで1、2を争うファールの少ないチーム同士が戦ったのだから、
そういう評価を受けるのもあたりまえだの結果だと思うのだ。

前半はファールでボールが止まることがほとんどなく、
とてもきれいなゲームだった。

さすがに1点勝負の空気が流れ始めた後半途中からは
戦術的なファールが増えてしまったけれど、
決勝という舞台やゲーム展開を考慮すれば納得できる範囲内のもの。

それでも両チームからフェア・プレーの精神が失われていないと感じられたので、
まだまだレフェリーは神経質に笛を吹きすぎだと思ったほどの内容だった。

ファール左の表は、前節までのファール数を
90分換算して並び替えたもの。
数字自体は、チームの採用する戦術や
レフェリーの当たり外れによって左右されるけど、
だいたい自分の好みと近い並び順になっている。
(出展:Jリーグ公式サイト

Jでも必ずといってよいほど好ゲームになるカードがある。
攻撃マインドにあふれ、ファールが少ないチーム、
例えばG大阪、千葉、FC東京同士の対戦や最近の大分も見ていて面白い。
負けてる時の浦和も好きだ(なので追いかける展開を期待してしまいがちw)。

本来レフェリー(referee)は、ゲームを公平かつ安全に行うために
両チームから委任を受けた仲裁人でしかない。
よく比較されるように、アンパイヤ(umpire:裁定人)とは違うし、
審判と訳すのは違和感を感じてしまう。

レフェリーのレベルが低いことは否定しないし、改善の余地は限りなく大きい。
汚くなければ激しいプレーは歓迎だし、サポから湧き起こる不満も理解できる。
でもプレーする選手には、ゲームを作り、質を高めることを忘れて欲しくないのだ。
by heppoko_zephyr | 2005-11-14 20:33 | フットボールあれこれ


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