オシムたんのイエメン戦のコメント
イエメン戦後 オシム監督会見 AFCアジアカップ2007予選 第2戦(スポナビ)

あの試合内容でも批判されることがないオシムたんのため息が聞こえてきそうな会見だ。少しずつだけどサッカーの内容に踏み込んだやり取りになってきているが、サッカー番組を見ていてもまだジーコ時代の発想のまま。早く切り替えて欲しいなと。
Jリーグの時に比べて分かりやすい言葉で会見している気がするのは、代表の記者のレベルに合わせているのだろうか。

―― 後半に羽生を投入した意図と彼への指示は?
羽生は普段通りのプレーをしただけ。問題はその意図を理解できない、彼の動きを生かせない、視野にすら入っていない選手がいたことだと思う。

―― 公式戦初勝利おめでとうございます
一番最初に祝意を述べるのならともかく、多くの外国人はこういう質問を時間の無駄づかいだと考える。自分も外国人と同じように感じるのは…(笑)

―― セットプレーに至るまでの過程について
ことあるごとに5本に1本という数字が叫ばれるのかな?

―― 最初の試合と比べて進歩があったか?
痺れを切らしたオシムたんが試合内容についてつっこんだ質問を要求しているが、日本は試合内容そのもについて分析する記事が少ないし、監督が、選手がこう言っていたという記事が並ぶ。外国と一番違う点だ。

―― 練習内容が実際の試合内容に反映されなかったことについて
やっとらしい質問!
もう何度も書いてきたが、日本のDFは守るだけではなくて、もっとボールを動かすことを意識し、その技術を磨くべきだと思う。少なくともオシムたんはMF的なセンスまで要求しているし、日本のDFが劣っている部分の一つ。日本はDFに限らず、ポジションの概念に縛られすぎだと思う。

―― 日本サッカーの長期間の強化について
いきなり大きな枠組みの質問に飛んでいるが、個人的には歓迎。ただせっかく試合内容について話してくれたのだから、もう少しつっこんで欲しかった。日本は批判することが難しい環境なのかもしれないけれど、的外れでなければオシムたんは受けて立つはず。
オシムたんには、日本は「サッカー的に孤立」していると映っているのか。そして協会には強化につながるアイデアを出せと、そういうことなのかなと。

―― 国内の親善試合について
それなりのメンバーがそろった対戦相手を見つけてくることの難しさ。ましてやあのWCの後だと、対戦希望も多くないだろう。そういえば日本は海外のミニトーナメントにさえ出場しなくなってしまったな…。

―― 同じクラブの選手を起用することについて
就任時は、もう少し古い井戸の選手を起用しながら内容の伴わない時点で起用選手を切り替えると想像していた。でもオシムたんは、経験が不足している世代の選手を起用しつつ、ベースとなるサッカー・スタイルを作ろうとしている(のだと思っている)。ただあの出来では「アイデアのない選手はサッカー選手になれない」と言われても…。
回答の後半部分については、いろいろと思うことがありすぎる。理想のサッカーと弱小の分際で勝負に拘りすぎる日本の現実、Jリーグとファンの異質性(よい意味でも悪い意味でも)、オシムたんの嗜好する選手選考など挙げていけば限りがない。「どんなサッカーをしたいのですか?」、日本人に問いかけているのだと思う。

―― (プレスオフィサーが「次で最後の質問に」と言って)以前にも申し上げたが、それを決めるのは私だ。
この発言、スポナビ以外では検閲が入ったようだ。

―― エリア内のチャンスがゴールに結びつかないことについて
これは幼少期から触れているサッカーの質と、感性の問題だと思う。そして個人の才能に属する部分であって、頭で考えてどうなるものでもない。
ならばどういうサッカーをやって可能性を高めるのか。オシムたんは、そういう弱点を補うトレーニンをしているのだと思っている。

―― エレガントと効率性とエレガントなプレーをする日本の選手について
これは特定の選手を想定した質問に思えてならない(笑)オシムたんはサッカーのスタイルそのもので一目置かれる存在を目指しているのだと妄想している。世知辛い現代サッカーでは、90分間で1つ2つ光るエレガントなプレーをする選手より、攻守にバランスのとれた走る選手が必要で、前者の選手を過大評価している日本の現状に警鐘を鳴らしていると感じた。
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by heppoko_zephyr | 2006-08-20 00:00 | 日本代表


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