カテゴリ:フットボールあれこれ( 74 )
立ち読み
まだ中村俊がセルティックへ移籍する前、グラスゴーから半年ばかり来日した筋金入りのセルティック・サポを味スタへ案内したことがある。ゲームは前半からカードが飛び交う荒れ模様のゲームだったが、彼はF東京サポが歌うゆるねばとノリのいい応援スタイルが気に入ったようで、その後もちょくちょく観戦に出かけていた。

その彼からハーフタイムに「あのレフェリーはまだ経験が浅いのか?」と質問された。試合はSRが担当しており、制度の概略を説明したが、彼の感想は"bad relationship"。要はレフェリーとプレーヤーの間に信頼関係が築かれているように見えないということで、それがゲームが荒れる要因の一つになっているように思えるということだった。

あれから数年、多くのJリーグの審判は未だにこの問題を解決できていないように映る。信頼関係の構築はなにも一方的に審判の責任ではないが、明らかに選手の方が諦めてしまっているなと感じる審判もいる。そしてそういう審判の場合はサポーターやファンとの関係も微妙なことが多く、ストレスを感じながらの観戦になることが多い。

「ある程度の段階までは能力。しかし最後は人間性」。最新のNumberに掲載された「嫌われた審判」という刺激的なタイトルの記事を立ち読みしながら、ちょっと小太りのスコットランド人と、ある人に教えられた言葉を思い出していた。

(´-`).。oO(微妙なプレーのリプレイくらいは早く欧州基準に...)
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by heppoko_zephyr | 2008-12-04 00:00 | フットボールあれこれ
地域リーグ決勝大会をネットで追いかけていて
今朝U-20のなでしこを見たが、この先も期待できそうなサッカーをしていた。強豪ドイツと互角に渡り合い(女子がドイツに勝ったことってあったっけ?)、2-1の勝利で決勝T進出決定。一つでも上を目指して頑張れ!

JFLでは、栃木に続いて富山がJ2昇格条件の一つである4位以内を確定させた。あと一つは岡山と鳥取の争いで、こちらは勝ち点2差で最終節に。
降格の方は、もし3クラブがJ2に昇格すると去年に引き続いてJFLからの降格がないのだとか。当然といえば当然の規定だけど、毎年上位クラブが抜けることなどで降格を免れるのは釈然としないものが。こういう場合は、2年連続で降格圏に沈んだクラブは強制的に落とすとか、一定の競争力を維持する方策があってよいかも…。

というのも地域リーグからの昇格枠と短期決戦というフォーマットがあまりに厳しいから(去年も同じこと書いたなw)。日本はJリーグが出来てまだ16シーズン目で、クラブ単位のサッカーの歴史はまだ始まったばかり。欧州だとやっと20世紀に入った辺りだとすれば、そういう時期には地殻変動がつき物でリーグのレベルアップために積極的に活性化を図ることが考えられてよいはず。Jを目指すクラブのモチベーション維持のためにも。

そして所謂企業チームの存在。JFLはアマチュア最高峰のリーグと位置づけられているが、企業チームの社員選手は外国の感覚だとプロフェッショナル。それも練習環境はもちろん、生活の保障があるいう点でかなり恵まれた。でもチームはJリーグを目指す意思がない ('A`)
日本のスポーツ界はサッカーを含めて企業スポーツ中心に歴史を積み重ねてきた経緯があり、今後もこの流れは簡単に変化しないだろう。しかし本気で百年構想を遂行していく気があるのだとしたら、いつか矛盾が顕在化する時期が来るのかもしれない。

(´-`).。oO(J3とか東西分割とか...町田と山口と長崎決勝がんばれ...来季も熱い北信越...)
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by heppoko_zephyr | 2008-11-24 00:00 | フットボールあれこれ
まーた、なんか言ってるw
この間のシリア戦、視聴率は12.3%だったとか。よくあんな試合を見てられると思う。シリアはやる気皆無のかませ犬で、岡ちゃんがどうのこうの以前にサッカーとしてつまらない。おいらも20分ほどでBSのプレミアにチャンネルを変えたが、あれじゃライト層はWCとか重要なゲーム以外は離れていくだけ。
最近またドイツ以前のマッチメイクに逆戻りした感じで、強化試合の意義がおかしくなっているような。このままだとまたドイツや北京の失敗を繰り返すだろうな…。

ナビスコをU23の大会にするって?その実態はサテライト・カップやんw。まあタイトルの価値は暴落してしまうが、若手を育成したいというのは理解できる。でもちょっと手法があれだなー。

若手育成を主眼に置くなら、「ベストメンバー規定」を撤廃した方がはるかに効果的。一般論でいえば、お金のないクラブほど将来を睨んだ選手起用をするものだから。天皇杯にもベストメンバーを規定とか聞こえてくるが、こんなの他の国で聞いたことない。
だいたいサテライト・カップにライト層が関心を寄せるはずがない。今年は日立台で2試合サテの試合を見たけれど、メインでさえ埋まらないのに。そもそも年代別の試合で積む経験値は大したことがないと思っている。天皇杯を見ていても同じ若手ならJ2で試合に出ている選手の方が成長しているし、大卒選手の活躍も増えてきた。サテの意義が問われているのは確かだが、それならプレミアみたいにリザーブ・リーグを活性化させるとか、スペインのようにBチームを積極的に活用するとかを検討するのが王道だ。

一番気に入らないところは、クラブ経営が制約されて、独自性が失われかねない点。例えば選手構成面では、高卒の若手を育てて選手を売りながら長期的に上を目指してもよいし、大卒選手を中心に採るという選択肢もある。ベテランを集めてまずはJ1残留を続けながら力を溜めるクラブがあってもいい。
そういった多種多様なクラブの上にビッグクラブと呼ばれる存在があるわけで、今回の案のように一定数の若手選手を保有しなければならないとなれば、似たようなクラブだらけになって資金力が全てという状態に近づくだけ。そして本来はJから県や市町村のリーグまでつながっているはずのピラミッドが、Jへの参入障壁が高くなることで寸断されかねない。

まず必要なことは、人材の流動化(移籍)を容易にする制度変更。それはベストメンバー規定であったり、「移籍金規定」や「A契約枠」などの日本独自のローカルルール廃止や修正。
本当に上を目指す選手は試合に出れるクラブを選ぶ。そういう価値観が主流になってくれば、日本サッカーの足腰も少しは鍛えられるだろうに。

*あえて妥協点を探るとすれば、逆に3名程度の若手を強制的に起用させる。既に北京の代表もJでレギュラーの選手ばかりだったが、それならまだ若手育成に寄与しそう。

(´-`).。oO(栃木の4位以内決定試合見に行けなかった...岩渕さんおめ...)
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by heppoko_zephyr | 2008-11-17 00:00 | フットボールあれこれ
がっかりドッグ
等々力のアウェー側で売られている名物ホットドッグのことではなくて、犬飼のこと。就任当初は川淵の後任ということで同情していたが、そういう気持ちも完全に失せてしまったや。

日本独自のローカル・ルールであるベストメンバー規定に拘る理由が分からない。欧州スタンダードなら、移籍金規定やA契約枠ともに撤廃じゃないのかな。そして明文化されたルールもないのに天皇杯の件で「処分」とは、某国も真っ青の人知主義(10人変えた磐田が問題になっていないし)。我那覇の時もルール化されてない罰則を適用してCASで恥をかいてたが、こんな馬鹿なことやってるからファンが減っていく。

秋春制については、書くべきことがありすぎて…。一言だけ触れれば、冬季にプレーの質を期待するのであれば、芝を張り替えるなどピッチコンディションを保つことが必須。練習施設も3面くらいのピッチが必要で、もちろん室内があればなおベター。
つまり全てのクラブの経営状態や選手の待遇に大きな影響を及ぼす可能性が高く、裾野の拡大という観点でも明らかにマイナス。Jリーグの日程問題だけに矮小化されるものではない。それに地公体がついて来れるかどうか。結局7月スタートでシミュレーションしたようだが、ファンやサポーターの声を聞いてない時点で机上の空論になりかねない。

バックパス禁止を「ルール化」に至っては意味不明で、本気だとしたら現代サッカーについて来れていないとしか思えない。例えば、強国のリーグでは戦略的にバックパスを起点とするシーンが多々あるわけで、それがオシムたんと岡ちゃんのちょっとした違いだったりもする。これはテクニックと状況判断の問題であって、素人の思いつきで戦術の幅を狭められてもなー。

(´-`).。oO(日程厳しいなら東アジア選手権やオールスターとか...あとオープン・カップもいらない...)
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by heppoko_zephyr | 2008-11-11 00:00 | フットボールあれこれ
オシムたんインタビュー
他にいいのが見つからないのと、サンスポだとそのうち消えそうなので、ディト・バック全文残しとく。

死ぬなら自宅で死にたい(サンスポ)

--W杯予選は見ていたか
 「欧州で南米やアフリカ予選、アラブ諸国の衛星放送を見ることはできる。でも、日本の試合は見られなかった。アンテナの角度を変えて、別の衛星からキャッチすればよかったのかもしれない。でも、受信料を払わないと映らない。“闇視聴”の方法は知っているが、それで日本代表をフォローしていると知れ渡ったらまずいでしょう」

 --日本のW杯出場は
 「サッカーのクオリティーからすれば、日本は出場して当然の国だ」

 --日本での現場復帰は
 「もちろん、もっと体調がよくなれば、どこかのクラブで仕事をしたい気持ちはある。ただ、ドクターは100パーセントのゴーサインを言ってくれないだろう。監督というのは、あらゆる試合で100パーセントの自分を投資する。興奮状態になるし、わたしの健康と家族にとってリスクが高い。死ぬなら自宅で死にたい。遠く離れたところでは死にたくない」

 --日本代表での仕事について
 「私の方は協力したいといつも思っている。あとは日本協会がどう思うか」

 --最近の浦和は
 「プレッシャーに勝たないといけない。そういうところを乗り越えて、マンUやバイエルンに近づける。浦和のスタジアムはいつも満員という意味でビッグクラブ。それだけ、ファンは(相手ではなく)自分のチームに期待している」

 --今後のJリーグについて
 「マンU、バイエルン、レアルに似たようなチームができるといい。ドーバー海峡より長い直通トンネルを作ってもらいましょうか。日本だけで満足せず、欧州、南米に追いつこうと考えてほしい。ただ、そんなに大きな差もない。欧州の選手も、のどが渇いてもお湯は飲まない。水を飲む。同じ人間です」

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by heppoko_zephyr | 2008-10-23 00:00 | フットボールあれこれ
次期会長
犬飼さんが次期サッカー協会の会長に内定したとか。自分は国内の中小クラブで苦労した今西さんや祖母井さん、かつて協会で自らの意見を堂々と主張したり、その後も多方面の経験を積んだ加藤久さんのような人がよかったと思う。でも犬飼さんもJクラブの経営者出身ということで、まずまずベターな選択だったといえるかもしれない。

それで浦和というクラブを育てたことが改めてクローズアップされているが、友人の赤サポは塚本社長や森GMの功績をより評価している。それにJリーグ専務理事時代にどんな実績をあげたのだろう。放映権収入の傾斜配分を実現したり、秋春制推進派や川崎のベスメン規定のことなど、大企業出身者という先入観もあって中小クラブやサポーターへの配慮が足りないという印象が強く残っている。

まあそれでも川淵よりはましだろう(と信じたい)が、会長選挙だけでもJFA登録者の直接選挙にならないなかなあ(笑)

#ECAが6+5ルールに反対を表明
Opposition Against Blatter’s 6+5 Rule Gains Motion(Goal.com)
Clubs unite against Fifa plans(Sky)
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by heppoko_zephyr | 2008-07-11 00:00 | フットボールあれこれ
テンション下がりまくり(3-0タイ)
試合前に下のサイトと某批評誌の「一、選手生命をJリーグが奪ってはならない」を読んでしまったので、まともにゲームを見ていない。懸命に戦っている選手にはとても申し訳ないが、生まれて初めて日本がWCに出れなくてもいい。いや失敗するならこのタイミングしかない、とまで思ってしまった…。

世界基準とは乖離したJリーグ・サイドの誤った判断やシステム、そしてそれを正当化するための詭弁や議事録の改ざん。さらに恥ずかしいことは、この件がきっかけで他競技の選手の健康状態に深刻な影響を与えていたこと。我那覇選手だけでなく、医師サイドの使命感と覚悟は相当のものであったことが伺える。
そしてCAS裁定後もJリーグは従来の態度を改めず、謝罪の機会さえ設けないという。日本のサッカー界は、フェアプレーの精神など微塵も感じられない人知主義の組織にまで落ちぶれてしまったのだろうか。

我那覇選手を応援してくれた全てのかたへのお礼とご報告(我那覇選手弁護団)
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by heppoko_zephyr | 2008-06-14 00:00 | フットボールあれこれ
6+5のこと
各国ごとのフォーメーションの変遷やポジションの役割の違いによって、背番号の割り振り方は異なる。エースナンバーというものが存在する国もあれば、かつてGK以外はABC順で背番号を決めた国もあった。イングランドでは他国ほどスペシャルな番号ではないが、ジェラードの代表10番を見て吹きだしてしまった。

FIFA Congress supports objectives of 6+5(FIFA)

概要は…
先発メンバーのうち6人はクラブが所属する協会の代表に選出資格のある選手。
所謂外国籍選手の契約人数は制限しない。
交代選手の制限はない(試合終了時に3+8も許容される)。
10/11シーズンから段階的に導入される。
・10/11 4+7
・11/12 5+6
・12/13 6+5
そして、FIFAはEU圏内選手の取り扱いを意識していて、現行法に対しては対立ではなく協調していくことを明記している。

この問題、自分はレッセフェールでいいと思っている。FIFAが理由として挙げる代表チームとクラブの調和やバランス、各国クラブのアイデンティティやクラブ間格差の問題も理解できないことではない。でも情報社会の現代では無駄な抵抗としか思えず、長期のスパンで考えれば然るべき着地点に収束していくものだろう。
UEFAのプラティニ会長やベッケンバウワーも本案に賛意を示しているが、既にUEFAはEU法に抵触しない下部組織及び自国下部組織出身選手の制限(4+4)をルール化している。二重国籍の問題や容易に市民権を取得できる国があることを考慮すると、こちらの方がフェアなのかなと。
各国のサッカースタイルが同質化していることを憂慮する旨書いたことがあるが、これまで築かれてきたクラブ文化を「トップダウン」で変質、破壊してしまう可能性をより懸念してしまう。だいたいヨーロッパのクラブはこれまで基本的に自由競争の環境下で生きてきたわけで、FIFAはクラブレベルの問題にでしゃばるなと。
でもEU法の問題をクリアできれば、放映権など巨額マネーがどう動くかは興味深いw

(´-`).。oO(我那覇ゴールおめ...甲府サポ変わったな...)
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by heppoko_zephyr | 2008-06-01 00:00 | フットボールあれこれ
我那覇の件についてメモ
ARBITRAL AWARD renderd by the THE COURT OF ARBITRATION FOR SPORT(英文)
財団法人日本アンチ・ドーピング機構の見解(JADA)
世界ドーピング防止機構常任理事(文科省副大臣)の見解(ここ)

ちょっと面白そうなので残しておく。
Jリーグはドーピングの件は判断されていないと言っているらしい。でも仲裁書オリジナルを斜め読みした限りは、そもそも立証責任があるJリーグ側が十分な証拠を提出できなかったので、かかる点については事実認定ができなかった。そんな風に読めてしまうんだけど。
というかJは医者の裁量を無視しているし、仮にWADAより厳しいルールを採用するにしても規定や制度を十分整備しないまま処分しちゃったようなもの。仲裁人も日本のシステムの杜撰さにびっくりしたんじゃないのかなw

以下、5月30日追記
我那覇和樹、ピッチ外の勝利と終わらない戦い~ドーピング禁止規定違反をめぐる問題~(スポナビ)
経緯も含めて比較的よくまとまっていると思うコラムがあった。
自分は我那覇側の弁護士の解釈に基本的に同意。“might be minded”の下りについてはもう少し積極的に読んでいて( “mind”を“to pay attention to”とか“to heed or obey”)、仲裁書の全体構成を考えてもJ側の主張はかなり無理があると思う。そもそもJ側の言うとおりだとすれば、判断できなかったとか別の表現になるのが普通だし。

さらに追記
“minded”には、形容詞があることを発見。こちらの方が「正当な医療行為と認めたい」というニュアンスが含まれることになり、よりしっくりくるかも。(dictionary.com)
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by heppoko_zephyr | 2008-05-29 00:00 | フットボールあれこれ
いろいろ
鹿島も無事にACLグループ・リーグ通過。アウェー北京の直接対決でひやっとしたシーンもあったが、結果的には圧倒的な力の差を見せつけた格好になった。これでベスト8のうち3つが日本勢。クラブ・レベルのサッカーがもっと日本のサッカー界を引っ張るようにならないと…。

浦和とG大阪、公式サイトのスタンスのあまりの違いに驚くというか、危機管理意識の差に呆れている。親会社やメイン・スポンサーの企業風土がこういうところに影響するのだろうか?まあ、おいらがM○Cの車を買うことはありえないな…。赤サポの友人が総○屋みたいなのに気を使いすぎだと憤慨してた。

個人的には興味をそそられないCL決勝なのにwこんな時に限ってばっちり目が覚める。雨中の熱戦は、残酷なPK決着。りばぽvsチェルシーのイタリア人レフェリーのように最大限配慮するレフェリーはなかなかいないもので、やっぱり外国人レフェリーのプレミア対決は違和感が残る。

(´-`).。oO(草津連勝おめ...短縮するならManUnitedだろ...発音も相変わらず...)
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by heppoko_zephyr | 2008-05-22 00:00 | フットボールあれこれ