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もっともですが・・・
千葉オシム監督が日本サッカー界に苦言(日刊スポーツ)

 千葉オシム監督が日本サッカー界に苦言を呈した。5チームが最終戦まで優勝争いする大混戦だが「優勝チームはACLなどにつながるが、ずっと上位を争ってきても、優勝できなければ苦いものが残るだけだ。上位チームに何かしら権利や賞が与えられれば活性化するのだが」。上位にチャンピオンズリーグやUEFA杯の出場権が与えられる欧州と比べ、システム面の未成熟さを指摘した。

 また同監督は、海外チームとの公式戦の重要性も強調。「野球やバスケットボールは米国で1番なら世界でも1番だろうが、サッカーはそうではない。海外と公式戦で戦うことで自分たちのレベルが分かるし、変わることができる」と海外と真剣勝負する機会が少ないことを嘆いた。自チームの逆転優勝の可能性については「ウチは早い段階で勝ち点を落としている。もう遅い」と相変わらず悲観的だったが、日本サッカー界への提言には力を込めた。

ACLやA3が、罰ゲームと呼ばれているのが現状。
FIFA基準を満たしていないリーグ相手だったり、レフェリーや運営がひどかったり、
大差のゲームで簡単に得失点差がひっくり返ったり、
それにJに支障をきたすようなスケジュールだしな・・・。

代表でもアジアという地理的ハンディが大きすぎる。
相手のレベルはどうしたって親善試合クラスにしかならない。
中東・豪州・韓国は強敵かもしれないけれど、どれほどプラスになるのだろうか。

ACLで中東に行くくらいなら、ヨーロッパのカップ戦に参加できないかなと。
トルコやイスラエルがうらやましい...。メキシコやアメリカだって南米が近い。
でもまずはシーズンの日程を欧州に合わせないとどうしようもないな ('A`)

アジアはまだまだサッカーが発展途上、Jだって出来てまだ12年。
アジア同士でレベルの高いゲームを見ることができるのはいつの日だろうか。
でもアジアの発展のために日本(のお金)が利用されるのもごめんだな。

ほんとなんとかできるものなら、オシムたんになんとかして欲しいや。

(´-`).。oO(とりあえず天皇杯の優勝チームのACL参加は...)
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by heppoko_zephyr | 2005-11-30 20:20 | Jリーグとか
G大阪に優勝して欲しいな
観ている者が、美しく、魅力的で、楽しいと思っているフットボールがある。
しかしプロである以上は、勝たないとその価値も半減してしまう。
そしてやっかいなことに、フットボールの神さまは現実的なチームに微笑みがちだ...。

今年、一番楽しいフットボールで魅せてくれたのは、G大阪だったかな。
そしてそれぞれタイプは異なるが、次点で千葉とC大阪。
浦和は、去年の方がはるかによかったと思う。

Jリーグでは、リアクション・フットボールが多い。
半数以上のチームがアクションをしかけ、攻撃からリズムを作る。
そんなリーグになって欲しい。せめてホームゲームだけでも...。

さてG大阪が、昨シーズンの浦和以上の剣が峰。しかも他力本願。
でも、あれほどの攻撃的なフットボールでも栄冠をつかめるのだ!
そんなことを証明するためにも、なんとか優勝して欲しいなぁ。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-29 17:47 | Jリーグとか
ジョージ・ベスト
ビデオでしか見たことはないけれど(それもほとんどがモノクロ)、
天賦の才能で魅せてくれたマンUの7番。
アルコール好きで、女好きで、人懐っこくて、みんなから愛されて...うらやましいぞ。

63年に17才でマンUデビュー、
その容姿から、愛称はエル・ビートル(5人目のビートルズ)。
ちっぽけな彼は、58年のミュンヘンの悲劇で落ち込んだマンUに
68年に欧州チャンピオンをもたらし、自身もバロンドールを受賞。
北アイルランド出身で、WCにその姿を見ることはできなかった。
Wikipededia を参考にしています)

あのドリブル感覚は、真似できるものじゃない。
フィールドのどこにいても面白いようにドリブルで抜いていく。
アドリブという言葉がぴったりくる選手。
WCに出ていれば、マラドーナ以上の衝撃を与えたかもなんて思ってしまう。

コメンテーターやマンUのOBの立場からは
歯に衣着せぬ発言でクラブや選手を評価、批判もしたが、
そのキャラクターのためか彼自身が批判の矢面に立つことはなかったな。

拾い物の動画で彼の華麗なテクニックを鑑賞しながら
ただただご冥福を祈るばかり。
今ならBBCで少しだけその姿を見ることができます。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-26 13:00 | フットボールあれこれ
ベンゲル?
今の代表で10南アで20代といえば、駒野、茂庭、松井、阿部の81年生まれ、
田中達や大久保の82年生まれに今野の83年生まれくらいで、
彼らはフル代表では十分な経験を積んでいるとは言えない。後に続く若手然り。

次の代表監督の重要な仕事の一つは「世代交代」かな。
WC後の2年間は、勝敗を度外視して徹底的に若手に経験を積ませてもよいと思う。
でなきゃアジアといえども、トルコのようになってしまいかねない。

ドーハ敗戦後、ファルカンが大幅にメンバーを入れ替えて世代交代を図った。
しかし監督経験の浅い彼は、韓国戦の敗退を理由に1年で更迭に追い込まれる。
ましてやスポンサーの力が強まった今の協会、大胆な若返りが許されるのだろうか。

日本での経験豊富なベンゲルは、ジーコ就任前にもリストアップされていた。
就任は100%無理だと知りながらだったと言われる。

WCの結果を踏まえた分析や日本の目指すべきフットボールの姿。
そして将来につながる確固としたグランドデザイン、
そんなものを考慮してのリストアップなのだろうか。

そしてベンゲルにとっては、失うものが大きするすぎるのでは...。
有能な有名監督をリストアップしただけという感じがしてならない。
実現すれば喜ばしいことだとは思うけど。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-25 21:19 | 日本代表
日本1-0アンゴラ
オーストラリアvsウルグアイのネット中継と両方見てたから、的外れな点があるかも。
ネット中継は、ほとんど紙芝居だったからラジオみたいだったけど。

前半のアンゴラは守備がゆるかったので、あれくらいできてあたりまえだと思う。形が作れているだけに、やはり決定力不足が情けない。動きはいいんだけど、二人ともゲームにコンスタントに出ていないからなあ。まあ決定力不足は前から分かっていることで、だからこそ余計に中盤の選手にゴールを意識して欲しいんだけどな。

ジーコが「高い位置でボールを奪って速攻」のようなことを言ってたけど、守備はやっぱり行き当たりばったりの印象。中田英がプレスをかけるのはお決まりのようなものだから、もっと彼に連動する第2、第3のプレッシャーが欲しい。

高い位置でプレスがかかり始めると安心できるが、ゾーンを切るのか、人についていくのか、はっきりしないシーンがちらほら。プレスのかけ方やタイミングは、時間をかけて煮詰めていきたところなんだけどな...。このままでは何となく試合を消化して、次でまた課題が見つかってというまま本番を向かえそうで怖い。

中田英は「中だるみした」と言ってたけど、夏近いWC本番であのやり方を90分やり通すのはきついし、今のメンバーの半分は変えないと無理だと思う(もうそんな時間はないんだけど)。早い時間帯にゴールしていれば、もっと楽にゲームを運べたはずだし、そういう意味でも前半の逸機がゲームプランを狂わせたのだろう。

後半になって、アンゴラが日本のやり方に慣れ、タイトにこられてからはペースダウン。FWからDFまでいい距離感を維持する時間帯が、前半に比べてぐっと減ってしまう。足元でボールをもらって、早めに寄せられて、ボールロストの場面が増えていく。このあたりは不満。ただアンゴラがきちっと修正してきたのは意外というか感心。

その中で松井がよいアクセントになっていた。リーグ・アンにアフリカ出身の選手が多いからか、いなし方というか間合いのようなものを心得ている感じ。常に前を向こうとする姿勢は、日本の中では特筆できる特徴。こんなことで感心するのがおかしいんだけど、2列目向きの選手だと思う。

4バックになってから、左サイドを狙われていた気がする。いい守備もあったけど、やっぱりサントスは前半のようなエリアでプレーさせる選手だと思う。もうMFが多すぎるのでジーコはそんなこと考えもしないだろうけど。川淵キャプテンのお灸が効いたのか、今日はいつもより安心して見ていられたw

この日はペナルティ・エリア内でのシュート・チャンスも多かった。相手を崩せず、中村が密集へ向かってクロスを上げたり、遠目からミドルを狙う代表とは違った面が出ていたことは、評価できる点だと思う。しかしゴールの歓喜は、試合終了直前まで聞くことができなかった。

スペインがWC予選で苦戦した。得点力不足がその原因の一つだった。レベルの高いクロスを上げるサイドのホアキン、ビセンテ、そしてフェルナンド・トーレス、ラウルのFW、世界でも有数の攻撃陣を有しているにもかかわらず。

そしてプレーオフ第1戦でその窮地を救ったがルイス・ガルシア。2列目の選手ながら見事にハット・トリック。前線へ飛び出し相手マークをかく乱、FWへのマークを分散しつつ自らもゴールを狙う。もちろんサイドでチャンスメークをしてクロスも上げる。

今の代表に欠けているのは、このタイプの選手だと思う。古くは北澤、そして森嶋、今なら松井にこの役目を担って欲しいし、古橋なんかも面白そう。代表メンバーの中では大黒や玉田ができるかのかもしれない。FWの得点力不足を露呈したゲームだったけれど、メンバー構成や戦術面でも問題が多いと感じた。

以下、寸評。
■ DF
ジーコが高い位置でボールを奪うと言っていたからか、宮本は普段よりラインを上げやすかったと思うし、気分よくプレーできたのでは。欲を言えば、相手が1トップなんだからもう少し対応のしかたがあるだろうし(あれじゃ中盤の数的不利を招くだけ)、DFラインだけでボールを前に運んで欲しい。
それとDFのフィードの精度は、コース、ボールの強弱とか頼りない感じ。もっと前からがんがんくるチームには、やられてしまうぞ。
あと中澤が前に出たときにもう少し一緒にラインを上げるような動きがあればいいのにな。ギャップが広がる瞬間が気になった。

■ MF
駒野は、遠慮しすぎじゃないのかな。サントスが積極的だったのでジーコ流のバランスを取ったのかもしれないし、中盤があれだけ流動的に動き回るとあがりにくいのかもしれないけれど。

稲本は、かなりフィットしてきたのかな。相方が中田英では、そうそう簡単に上がらしてもらえないのは仕方ないと思う(笑)。プレミアでコンスタントで試合に出ていけば、もっとやれる選手。彼については期待が大きいので、まだまだ満足できないや。

中田英は、いつも通りの動き。彼の動きを生かすか、殺してしまってピンチを招くかは、中村次第。日本がボールを奪った瞬間に速攻を意識して大きな動きをすれば、もっとダイナミックな展開が生まれてくるのになと。まだまだ下がってくるくるんだけど、今日くらいDFラインが高ければ、FWとの距離感はまあ許容範囲だと思う。

阿部は、普段通りのプレー。ゴールが必要な局面で送り出されていること、短い出場時間しかないことを意識して、もう少し貪欲にやってもよかったかな。他の選手にもいえることだけど、バランスを崩して攻めなきゃいけない時に他人任せというか、もっとリスクを取る姿勢を見せて欲しいなと。

■ FW
前半の高原は動きがよかったけど、チャンスをふいにしたことで焦りのようなものが...。ゴールを強烈に意識するFWは怖いけど、反面ゴールしか意識しないFWは対応しやすいともいう。時間の経過とともに徐々にそういうFWになってしまったかな。守備はかなり効果的な動きをしていたけど、その分消耗が激しかったのだろうか。ポスト・プレーはほどほどに(洒落になりませんな)。

柳沢は、最後のアシストで救われた感じ。彼はよく確率の高いプレーを選択とかいうけど、最後以外は自分で打って欲しい場面ばかり。動きのよさを考慮しても評価しずらい出来。ほんと柳沢と高原を足して2で割ったFWと久保を組ませてみたいや(笑)

大黒もなんか動きのよさだけになりつつある気が...。

中継はまあ普通。水沼さんの低いテンションが冷静でよかった。
あややの国家独唱は初々しかったw。たぶんスポンサー絡みなんだろうけれど。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-17 08:28 | 日本代表
レフェリー
サッカー関係のブログを読んでいると、レフェリーへの不満・批判が目につく。
おそらくは熱烈なチーム愛の裏返しなのだとは思うけど、
敗戦の責任転嫁、心理学的に言えば「投射」としか思えないものを読むと
うんざりしてしまい、途中で読むのをやめてしまうこともしばしば。

そんな中で、この間のナビスコ決勝の審判は、珍しく評判がよかった。
でもリーグで1、2を争うファールの少ないチーム同士が戦ったのだから、
そういう評価を受けるのもあたりまえだの結果だと思うのだ。

前半はファールでボールが止まることがほとんどなく、
とてもきれいなゲームだった。

さすがに1点勝負の空気が流れ始めた後半途中からは
戦術的なファールが増えてしまったけれど、
決勝という舞台やゲーム展開を考慮すれば納得できる範囲内のもの。

それでも両チームからフェア・プレーの精神が失われていないと感じられたので、
まだまだレフェリーは神経質に笛を吹きすぎだと思ったほどの内容だった。

ファール左の表は、前節までのファール数を
90分換算して並び替えたもの。
数字自体は、チームの採用する戦術や
レフェリーの当たり外れによって左右されるけど、
だいたい自分の好みと近い並び順になっている。
(出展:Jリーグ公式サイト

Jでも必ずといってよいほど好ゲームになるカードがある。
攻撃マインドにあふれ、ファールが少ないチーム、
例えばG大阪、千葉、FC東京同士の対戦や最近の大分も見ていて面白い。
負けてる時の浦和も好きだ(なので追いかける展開を期待してしまいがちw)。

本来レフェリー(referee)は、ゲームを公平かつ安全に行うために
両チームから委任を受けた仲裁人でしかない。
よく比較されるように、アンパイヤ(umpire:裁定人)とは違うし、
審判と訳すのは違和感を感じてしまう。

レフェリーのレベルが低いことは否定しないし、改善の余地は限りなく大きい。
汚くなければ激しいプレーは歓迎だし、サポから湧き起こる不満も理解できる。
でもプレーする選手には、ゲームを作り、質を高めることを忘れて欲しくないのだ。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-14 20:33 | フットボールあれこれ
bj リーグ
今、バスケット・ボールには、JBLのスーパーリーグと bj という2つのリーグがある。
分かれた詳しい経緯はよく知らないが、素人のおいらはこんな感じでみている。

 ・バスケット協会が「段階的にプロ化し、将来はプロ組織にする」と約束。
 ・何もしないままに時間だけが過ぎて行き、企業チームが次々に廃部。
 ・新潟が、サッカーの地元密着の理念をうまく取り入れて人気チームに。
 ・すったもんだの上、新潟と埼玉を中心に独立し、プロ化した。

スーパーリーグは企業スポーツで会社の宣伝や社員の福利厚生の一環、bj はクラブスポーツで地域のファンやスポーツ振興のためというイメージを抱いてしまう。上に書いた認識が正しいのかどうか分からないけど・・・。

サッカーは、いち早くクラブ組織を前提としたプロ化に踏み切った。あれは、日本サッカー史最大の蛮勇だったと思う。もし失敗していたら立ち直れないほどのダメージを受け、未だ日本はアジア予選さえ突破できないままじゃなかったかな。

サッカー好きとしては、バスケットがクラブ組織を通してプロ化したことは好感。クラブスポーツが自然な姿になり、一般の人が生涯、身近にスポーツに触れられる環境が実現しないかな。

バスケットには、サッカーとともに日本のスポーツ文化を変えるきっかけになって欲しいと願う。そのためにも bj にはぜひ成功してほしい。Jリーグが特別な組織でなくなる日が理想なのかな。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-12 11:13 | フットボールあれこれ
甲府と相馬教授と
ほんの短いダイジェストしか見てないけど、いろんなサイトを見ていると、
昨日の天皇杯、千葉vs甲府は、めちゃめちゃいいゲームだったようだ。

甲府は豊富な運動量で最後までラインを高く保ち、
ボールをしっかりつないで、攻撃的だったとか。
う~ん、オシムたん好みのフットボールだ。

あるサイトで公開されている動画を見たら、
オシムたんが甲府の大木監督と2分以上も立ち話をして、
甲府のフットボールを称賛していた(のだと思う)。

大木監督の試合後のコメントも(・∀・)イイ
清水にいたころはそれほど強い印象を受けなかったけれど、
いまやJ2でも屈指の攻撃型チームを指向しているとか。
(ふろん太ユースは見たことないや)

甲府のようなチームが上がってくれば、
リアクション・フットボールの面白さも増して、
Jも興味深いゲームが増えてくると思う。
実際に見たことないけど、なんだか応援したくなってきたなあ。

まだまだ千葉でやり残したことがあるでしょ>オシムたん

J's GOAL から大木監督のコメントを残しておこう。

「惜しいゲームをするのは簡単。やはり勝てなければいけない。」
「僕はサッカーはエンターテイメントだと言っている。それにふさわしいゲームをしなければならない。お金を払っている人がいるので、その価値があるゲームを見せなければいけない。そうしたらやはり戦力は絶対に落とせないですよね。うちは天皇杯も狙っていて、ぜひ勝ちたかった。だからベストメンバーです。これでJ2リーグ戦で負けたら、コンディションとかそういう問題ではない。それは力です。これでもし崩れるようなことがあれば、それはうちの力、実力です」

ふろん太の相馬直樹選手が引退(ふろん太公式)

これは悲しいよ( ´Д⊂ヽ
日本が初めてWCに出たメンバーなので思い入れが強いメンバー。

名波とのコンビでタイミングよくオーバーラップする姿が目に焼きついている。
歴代代表で、もっとも美しい左サイドだったと思う。

ぜひ指導者の道を歩んでもらいたいな(そんなこと言ってた記憶が...)。
相馬教授、長い間お疲れさまでした。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-10 20:38 | Jリーグとか
ナビスコ・ファイナルのレポ
世界の最前線は、個の力を前面に押し出したフットボール。これに対して千葉は、「走る」という一言で表現されてはいるが、対称的に集団戦術のフットボールを展開するチームだ。

その内容もリアクション・フットボールが増えるJの中で、強者のスタイルというか本格的なフットボールというか、そういうものを目指している。選手一人一人の力は平均的なものだけど、十分に魅力的なフットボールだ。

そして、年間予算14億円、J1で最低の千葉が、タイトルを取ったことは意義深いと思う。生え抜きの選手を中心に使って育てあげたことは、Jの下位でくすぶっているクラブやこれからJを目指すクラブに大きな勇気を与えたと思うから。

ナビスコ・ファイナルは、期待していたスペクタルなゲームではなかったけれど、とても内容が濃い、しぶ~~いゲームを見ることが出来て幸せ。

千葉目線のマッチ・レポートです。
スタジアムで書いたメモを中心に書いていますが、収拾がつきそうにないので箇条書きです。


  • 千葉のマークは、基本的には結城がアラウジーニョ、斉藤が大黒にマッチアップし、ストヤノフが1枚あまる形。しかし前半は、阿部の役割がはっきりしていなかったように思えた。

  • G大阪は、DFラインをハーフウェイラインから15mほどの地点まで上げている。千葉の最終ラインの位置は20mほどだから、30-35mの狭い範囲内での攻防が続く。こういう戦いはコレクティブな千葉に分がある戦いになるのかなと思っていたら、意外にも引き出しの数が少なかったという印象。

  • その大きな要因は、G大阪が巻をがっちり押さえ込み、次に徹底的にサイドをケアして攻撃の基点を作らせなかったことだと感じた。千葉が堅くなっていつもの動きが出来なかったというよりは、G大阪が前線からプレスをかけて、うまく千葉の走るスペースを限定しているように映った。

  • 千葉は、3バックの相手に対して1トップで中盤を厚くする。中盤の選手が両サイドに攻めあがったり、サイドに開いて3トップの形を作り中盤のスペースを広げたり、いろんな形で崩そうとしていたが、この日はG大阪の守備の出来がよすぎた。ボールの出所に早いプレッシャーをかけられて、千葉らしいダイナミズムが発揮できない。

  • 巻の1トップは、シジクレイに面白いようにやらてしまっていた。裏へ抜けるスピードで勝負するタイプではないので、ハース欠場の痛手をかなり感じた。

  • いやぁG大阪は、まじでどこかの青いチームかと思ったくらい、まずは守備から入ってきたという印象。ただ攻撃する積極性という点では、千葉が上回っていたように感じた。

  • しかしG大阪は中盤のプレスでボールを奪ってのショートカウンターで何度か決定機を作り、徐々にペースはG大阪へ傾いていく。千葉のつなぎのミスといえばそうなんだけど、おそらくこの日のG大阪はそういう形からの攻めを強く意識し狙っていたのだろう。

  • 前半は、両チームとも相手を崩しての決定機がなくこう着状態のまま終了するが、ゲームのレベル自体はかなり高いものだと感じた。

  • 千葉もG大阪の強力攻撃陣を0点に抑えたという点ではプラン通りなのだろうが、ゲームを支配していたとはとても言える内容ではなかった。どうしてもG大阪の積極的な守備からの攻撃に目がいってしまうので、流れはG大阪にあったと映ってしまう。ただ守備を強く意識していた分だけ、G大阪の攻撃も迫力を欠いていたと思う。

  • 後半になっても流れはG大阪。前半から効果的だった形、前線3人が左サイドに寄って右サイドに展開という形がいくどとなく脅威を与える。千葉は阿部がフェルナンジーニョにきっちりマークにつくようになっていたこともあり、G大阪の前線の動きにつられて逆サイドに前半以上に大きなスペースを与えていた。

  • 千葉の左サイドは坂本が中央に絞りつつケアしていたが、いかんせんG大阪の松下、橋本が活用できるスペースが大きすぎた。このあたりを契機にして局面がぐっとほぐれ始める。

  • 千葉の左サイドで優位に立ったG大阪だが、いつものように一気にペースを握ってしまえず一進一退を繰り返す。60分前後から千葉も形になりはじめると、しばらくは千葉の時間帯が訪れる。やはり決勝戦なのか、G大阪はいつもより守備に重点を置いているようだ。

  • それにしても千葉の最終ラインと阿部は見事だった。結果的には倍以上のシュートを打たれているのだけど、上から見ていてやられるなという感じはほとんどしなかった。しつこいマンマークも見事だったがストヤノフがかなり効いていて、アラウージョとフェルナンジーニョのラインを分断できたことが大きかった。ブラジル人の二人、最後の方は嫌気がさしているようにさえ見えてしまった。

  • その中で大黒が常に駆け引きをする動きをして、ボールを引き出していたのは好感。シュートも一番打ったのだけど、肝心のシュートの場面で慌てているように見える。最近ゴールできていない焦りのようなものを感じていなければよいのだけれど。

  • 振り返ってみれば、ゲームの綾は選手交代にあったのかなと。怪我の羽生の交代は、いけるところまでいこうとしたのだろう。ポペスクも予想通りだった。しかし常に先手、先手とフレッシュな選手を入れて、自分たちのフットボールを崩さずにいた千葉のほうが効果的だったのではなかったかなと。

  • そしてさすがに試合も終盤になると、あちこちにスペースに出来始め、局面がかなりほぐれてきた。巻と林の2トップになってからは、DFライン背後のスペースを狙う機会が増え、佐藤勇の効果的な攻め上がりも見られるようになってくる。こうなると楔のパスも入る機会も増え、千葉にゴールの期待のようなものが生まれ始める。

  • 延長に入ってからは、終始千葉がペースを握っていた。最後の最後になって千葉の走力が生きてきたというか、後半の選手交代で盛り返して、G大阪にプレッシャーを与え始めたことがここにきて効いてきたのだと感じた。

  • 宮本については想像以上に回復していた。千葉が2トップになっていたので、彼のカバーリング能力が生きる局面で力を発揮していた。このゲームはそんな展開ではなかったが、彼にはストヤノフのような攻撃力を期待してしまうんだよな。

  • 期待していた若手では、水野だけが試合に出た。ハーフタイムの練習時、もうほんとにだめだめクロスしかあげれなくてまともな練習が出来ず、なんじゃこれ?なんて思ってたのに試合に出たら凄かった。PK蹴る前に空を仰いで緊張しているなって感じたけど、よかった、よかった。

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by heppoko_zephyr | 2005-11-06 16:32 | Jリーグとか
モットラム氏退任へ
審判のモットラム氏退任へ…日本サッカー協会(読売)

これまでにも何度か書いたけど、日本の審判問題は、レフェリー、選手、双方の問題じゃないのかな。

外国人レフェリーといえば、Jリーグ開幕時にプレミアからレフェリーを招いたことを思い出す。フリーボールの競り合いには絶対に笛を吹かないとか、徹底してプレミア流の笛を吹いたので、それは激しいプレーが応酬された。ところがそのうちに、選手たちのプレーは激しいものから危険なものへ変化していき、かなりの怪我人が出ることになった。

その反省からか、その後はクリーンなリーグを目指してきたのは理解できるが、いつの間にか行き過ぎてしまったようだ。まあとにかく試合が止まる、止まる。しかし最近の代表戦、ほとんどの試合で日本の方がファールの数が多いのもまた事実。やはりプレーの質も考えないと拙いのだろうと。

欧州の大部分の国では、ちょっとした接触で転がっても笛は鳴らないばかりか、フィジカルの弱い選手だと思われてしまう。いつの間にか、ファールまがいのプレーでも倒れない強さをアピールできる選手が少なくなってしまったなと。

それと正当なチャージではなく、すぐに手を使ってしまうというのは問題。そして手の使い方が見え見えなものだから、これはかなり悪い印象を与えてしまう。幸いWCでは、欧州のレフェリーに当たることが少なかったので救われていたけれど。

日本は、ファールのやり方もまだまだなんだよな。
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by heppoko_zephyr | 2005-11-03 00:08 | Jリーグとか