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日本1-0エクアドル
いくら内弁慶のエクアドルとはいえ、ちょっと拍子抜けするくらい攻めて来なかった。そしてボスニアのように後半ペースアップすることもなく、プレスも強くないなと思っていたら、かなりメンバーが落ちていたようだ。選手離脱のため急遽3バックにしてまで勝負にこだわった日本に対して、エクアドルは新戦力発掘の場としようとしていたのかもしれない。

なのでゲームは終始日本のペースだったけど、どう評価してよいのやら。ジーコが本番で採用したいといっている4バックの戦術や連携の確認を優先して欲しかったし、もうずっと言われ続けているがアウェーのゲームをやったほうが強化という点ではよほど役立ったはず。

日本は両サイドが同時に上がらないジーコ流の3バックというか4バックの変形ともいえるシステム。連携が悪く攻撃が単調なエクアドルに対してやり慣れた形での守備がまずまず機能するのは当然として、複数の選手から縦へチャレンジするパスや中盤からの追い越しや数多く見られた点でこれまでと違った可能性を少しだけど感じさせてくれたかなと。代表メンバーはみんな中田英のサイトを見ていたのだろうか(笑)

ただ相変わらずゲームのテンポの面で物足りない。数秒後のプレーを予測できないのか、しようとしないのか、足元へのパスが多くボースがスムースに回っていると言いがたい。攻守の切り替えも相変わらずで、ボールホルダーへ強いプレッシャーがかからないこともしばしば。世界はもっと早くて激しい。オシムたんの「日本は才能のある選手が走らない」という言葉を思い出したのは、最近CLをよく見ているからだろうか・・・。

さてこの時期になるとどうしても最終メンバーのことが気になるが、起用された選手を見ているとMFから後ろは既に固まっているのだろうな・・・。まあレギュラーポジション争いが選手のモチベーションを高めている面は否定できないが、チームの勝利に貢献することよりも個人をアピールする意欲をより強く感じた。

久しぶりの玉田は、バイタルエリア付近で起点となったり、サイドに開いて攻撃の幅を広げていたのは好印象。玉田が下がってチャンスメークし、できたスペースにMFが飛び出す動きは一つの形になっていた。ただ本番ではまず中村が戻ってくるわけで、二人の役割とスペースがかぶらないようにコンビを確認すること、スピーディにゴール前に飛び出すタイプを置いてゴール前が枚数不足になりがちな問題を解決する必要があるのかなと。

MFでは小笠原に同じ問題を感じた。ジーコ就任時にトルシエが否定した黄金の中盤、とくに中田英と中村の併用が話題となったが、さらに小笠原が加わった。中田英は自由を要求すると言われるが、鹿島での小笠原はゴール前からDFまでポジションを変えてもっと自由にやっている。周囲の選手が小笠原の特徴を理解しているからチームとして機能しているが、以前に比べて少しは大人しくなったとはいえ中盤のリベロのように動き回る中田英が後方に位置し、数多いボールタッチから自分自身とチームのリズムを作っていく中村と並ぶことが予想される。はたしてジーコがプライオリティをおくこの二人とうまく機能できるのだろうか。鹿島の小笠原は魅力的だけど代表で求められる役割は明らかに異なるわけで、オシムたんが取り上げていた不安を強く感じる。

そして小野。トリッキーなパスからの決定機の演出やゴール前への飛び出しなど随所に好プレーを見せて相手守備陣を脅かしていたが、あの程度で満足できる選手ではない。戦術面やプレー選択はさすがだと思うが、明らかにコンディションが十分にフィットしていない。また彼は少ないタッチ数でパスを展開するタイプで、遅攻中心の代表では彼の良さは発揮しにくいように感じた。気になったことは、DFはまず小野(これまでだと中田英)にボールを預けているが、そこを狙わてロストするシーン。ほぼ当確と言われる福西だけど、もっとつなぎとオフザボールをがんばらないと。

最後にテレビ中継について。チャレンジすべきエリアやタイミングでのパスやドリブルの失敗まで安易にミスという言葉で片付けてしまうのはどうかと。ゴールに近づいてスペースが小さくなると簡単にいかないのがサッカーで、バスケットのようにどんどん点が入る競技ではない。ミスを指摘するのならボール周辺だけではなくてポジションに走らないミスまで解説するべきだし、ミスという言葉でネガティヴな印象を与えるよりは相手の守備を誉めたり、昨日のような展開では失敗してもグッド・チャレンジという表現をより多く聞きたい。

(´-`).。oO(対戦国にだけ勝利ボーナス考えたほうが...丸石ドーム...)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-31 00:00
千葉0-1鹿島
オシムたんの言葉がこのゲームを言い尽くしていると思う。
千葉公式から抜粋
 「いい試合ではあった。私の想像以上のいいゲームだった。人生の中で運が必要なときもある。このような試合は勝ったほうが勝つに値するチームだということ。ようはうちが勝っても勝つに値していたはずだ。この結果は残念だが、試合後に選手に言うことはない。走っていたし、それでこの結果なのだからね。差があったとしたら、選手の質だろう。アントラーズのほうが、個人で試合を決定づける選手がいたということ。繊細なプレー、ラストパスやゴールにつながるパス、センタリングなどそういった細かい部分が相手のほうが勝っていた。そういったことを無視する人もいるが、重要なことだ。
 問題があるとすれば、うちの選手だけではなく、日本の選手に多くありがちなことだが、守るということは自陣に引くことだと勘違いしているということだ。特に、うちの交代で入った選手は背が低いが、そういった選手が自陣のゴール前で引いたところで相手の選手を連れてくることにしかならない。そうではなく、あの場合の、しっかり守るということは前からプレッシャーをかけて相手にロングボールを蹴らせないことだったのだが、そこを勘違いした、またはできない選手がいたということだ。」

多少ひいき混じりだけど、千葉のほうがより勝利に値すると感じていた。これまではチャレンジする意欲が感じられなかったけど、千葉らしさが出てきたように思えたからかも。こんなゲームを続けていければ、いづれ結果はついてきそう。また千葉を見に行きたくなったし、"You'll never walk alone"を口ずさみたくなるゲームだった。

一方の鹿島は甲府、千葉と連続して見たけれど、今のところ監督交代の心配はなさそう。相手次第の面があろうが、お髭のおじさんの頃より動くようになり、チーム全体の意図をより感じるようになってきた。またまた若い選手が出てきたし、うまく波に乗っていけばかなり面白い存在になりそうな気がした。

それで、オシムたんのコメント後段。いろんなスタイルの守備があってよいし、戦況や局面によってベスト、ベターな選択は異なるもの。でも日本は全体に後方への意識が強すぎて違和感を覚える。世界との差をつめるためにも、もっと流れの中での判断力やプレーの精度を鍛えないと。選手もレフェリーもかんたんにゲームを止めてしまうけれど...。

そのためには小さい頃からどんなフットボールに触れ、何を感じてきたかが大切で、その国のリーグのレベルやプレー内容がとても重要になると思う。もちろん海外でプレーしていろんな戦術やスタイルを経験することも必要で、ともすれば中田英が代表で浮きがちな現状をとても興味深く感じる。

オシムたんは時々日本のサッカーにヒントを与えてくれる。リーグ戦で相手を利する面もあるが、千葉同様にフィジカルに恵まれない日本を意識したコメントも多い。千葉を応援している人には少々申し訳ないけれど、これからも期待してしまうのだ。

(´-`).。oO(熱すぎるマージーサイド・ダービーめちゃ面白かった...)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-26 00:00 | Jリーグとか
・・・。
エクアドル戦の代表メンバーが発表された(JFA公式)。内弁慶といわれるエクアドルは、WC予選のホームで凄まじい爆発力を発揮していた。遠征メンバーには少し主力が欠けているようだが、一度日本の守備をずたずたに切り裂いて、ジーコにショックを与えるような結果になればなんて期待してしまう。もう時間は僅かしか残されていないけれど・・・。

日本は、海外でプレーする選手が呼ばれていない。ボスニア戦の先発と比べてもさほど影響はなさそうだが、一体誰がピッチ上でリーダーシップを発揮するのだろう。仲間を鼓舞したり、臨機応変に攻守を修正したりという面で不安を感じる。強いてあげれば宮本、小野あたりだろうけど、小野は立場的にも微妙だしな・・・。

毎度のことだけど、今の代表のMFはパサーが多いなと感じる。バイタルエリアで勝負を仕掛けたり、FWを追い越してシュートを打つオフェンシブが松井くらいしか見あたらない。ボールを簡単に失わないことは大切。でも、プレー全般にスピードがない、溜めを作れても速攻を仕掛けられない、前に3-4人居たほうが生きるMFばかりでは、チーム全体のプレー選択肢が限られてしまっているような・・・。

前回のWC後に、森島をスケールアップした後継者が出てきて欲しいとか、中村は守備をレベルアップしてかつての名波のような役割を果たす選手になって欲しいとか(適正はサイドだと思うけど中央にこだわりがあるので)、攻守に秀でたスピードのあるSBや大型CBにGKが育って欲しいとか、いろんな期待をしていたことを思い出してしまった・・・。
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by heppoko_zephyr | 2006-03-23 00:00 | 日本代表
うーん。。。
甲府サポ鹿島3-1甲府  3月21日@カシマサッカースタジアム

リーグ戦初対決ながら手の内を探り合うことなく、鹿島が攻撃の姿勢をみせれば、甲府も負けじと対抗する。緊迫した主導権の奪い合いが10分以上も続くと、鹿島ファンの間にも「甲府やるな」という緊張した空気が流れ始める。しかしそんな雰囲気は長くは続かなかった。

そのきっかけとなったのは、柳沢を中心としたFWとMFの連動した揺さぶり。スピーディかつフィールドを大きく使った崩しに甲府の最終ラインが徐々に下がっていく。前半の早い時間帯から下がってボールを受ける藤田の姿がなんとなく先を暗示していた。もう少し我慢していれば展開が変わっていたかも、そんな想像をするのは結果論なのだろうか。

このゲームで一つ甲府の拙かった点をあげるとすれば選手間の距離で、縦横全方向にバランスがよいはずの4-3-3の特徴が発揮できていなかった。確かに鹿島の守備、とくに増田、青木の頑張りは見事だったが、先にアクションを起こせない甲府は後手を踏んでいた。効果的なフォローは少なく、スモールフィールドに絞られて手詰まりになったり、つなぎのパスにつまらないミスが頻出する。楽な体勢でボールを受けて優位な勝負を仕掛けていた鹿島とは対照的だった。

甲府のことは、個の力の差を攻撃的な戦術やチャレンジするスピリットで埋めるチームだとみている。このゲームでも目指すものは伝わってきたが、小さな個の差が積み重なり、それがチームとしての完成度に現れ、甲府のよさが発揮できないままゲームは終わってしまった。現時点での個の差や選手層の問題が結果にストレートに現れたのだろうが、鹿島の方がより戦っている印象を受けたのも事実。

4試合で勝ち点4は、昇格チームであることや対戦相手、戦力を考えればまずまず。でも今日のように受けに回ったゲームでの脆さが顕在化しているうちは、J1定着はおぼつかないぞと。最低でも1試合1以上のペースで勝ち点を積み上げていく必要があるが、次のゲームでは勝利を目指してより積極的に戦って欲しい。ホームなのだし。

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内田のゴール・シーン。逆サイドだったので、カバーリングの位置関係はよくわからなかったが、無抵抗の1対1の連続にはちょっとため息。
前節はファインセーブを連発した阿部。ほぼ真横に叩きつけられたヘディングのセーブが簡単でないのはわかるが・・・。
期待していた藤田は、後半になって少しらしさを見せてくれたが、まだ怪我が万全でないのだろう。簡単に交代させる選手ではないのだろうが、とにかく残念。

鹿島でプレーする小笠原は楽しい。オシムたんがいうエキストラキッカーとしてはまっていて存在感は十分。でもさぼり癖はあいかわらずかな。
柳沢は動きだけで評価すれば間違いなく日本一のFW。肝心な場面で30%の確率を50%に高めようとして失敗していたけれど、ゲームを作っていた。
内田、増田、青木が面白かった。こんなに走る鹿島は久しぶりな気がする。攻撃的な甲府の裏を取りやすかったにしろ、攻守ともにキレを感じる動きは気持ちがよかった。

レフェリーは、選手が倒れてもファールでない場合は流していた。一部の選手とファンは面食らっていたけれど、この基準の笛を継続して欲しい。柳沢のイエローの場面はファールがあったように見えたが、派手に転がりすぎ。もう一歩踏ん張らないと。

(´-`).。oO(これでしばらく生で甲府を見る機会がないや...スタグルメ堪能...)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-22 00:00 | Jリーグとか
ダービー
ウエストロンドン・ダービー海外生活中にイギリス人から聞いたところによると、イングランドのローカル・ダービーの激しさは「club」という概念が希薄な日本の想像をはるかに越えるものらしい。国によって違いはあるが、ヨーロッパ社会で意識される階級や「club」の設立背景、時には思想や宗教の違いなどが原因となり、そこに集う人には自然と差が生じる。さらには地域的なライバル意識などが長い歴史の中で複雑に絡み合い、それがダービー・ゲームに凝縮されていく。だから選手やサポーターが属する「club」の名誉や正当性をかけた戦いであって、そこに集う一般のファンを越えて町までも巻き込んだ戦いになるのだという。

画像はウェスト・ロンドン・ダービーで宿敵チェルシーを破ったフラムのファンが、試合終了後にピッチに流れ込んだもの。最終戦後にしばしば見られる光景だけど、シーズン途中では珍しい。豊富な資金力を武器にプレミアを制覇するまでに急成長したチェルシーに対して、歴史こそより古いがタイトルはなく、財政難で新スタジアム建設を断念せざるを得なかったフラム・ファンの素直な喜びが表れていると思うのだ。(りばぽの勝利を見届けて寝てしまったけどw)

今シーズンのマージサイド・ダービーにりばぽが勝利した後で(りばぽとエバートンは運営方針の違いから対立し分離)、ジェラードがこんなことを言っていた。(りばぽ公式)
"It's nice to get the local bragging rights, until the next derby game comes around anyway."
今回の勝利でフラムのファンは、プレミアの順位など関係なく、少なくとも次回のダービーまではチェルシーのファンに対して大きな顔ができるのだ。こんな話しを聞くと日本にも欧州風味のダービーがあればなと思ってしまうし、いつの日か浦和あたりがミランとインテルのように2つのクラブに分かれたら面白いのにな、なんて無責任なことを夢想してしまう(笑)

#英国のクオリティ・ペーパー「TIMES」による日本の評価(TIMES)
どうかと思う点も多々あるが、02WCのチームより評価が低くてGL敗退予想 ('A`)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-20 00:00 | liverpoolやプレミアとか
この人の言葉が聞きたくなる。
今週号のNumberに掲載されていたオシムたんのインタビューから。
「これは批判でもアドバイスでもないが・・・。ジーコのやっているシステムが効率的にできているかどうかは疑問だ。選手一人ひとりはエレガントにプレーしているが、チームに攻撃的な選手が多すぎる。アレックス、ナカタ、ナカムラ、オガサワラ、クボ。5人もいる」

オシムたんの言葉の一部を取り上げるのは危険だけど、激しく同感なのだ。

攻撃的なフットボールは必ずしも攻撃的な選手を並べることではないし、その逆も然り。今の代表は日本で司令塔と称されるポジションの選手を複数並べているが、守備が安定感をを欠き、かえって攻撃に影響が出ている印象を受けてしまう。

サッカーはバランスが重要。フィジカルで劣勢な日本では攻撃に専念する選手は1人が限界だろうし、守備の拙い選手を前線から何人も並べられてはDFはたまったものじゃない。さらには中田英と他の選手に守備戦術の意識のずれがある現状では、いい時間帯と悪い時間帯の波が激しくなるのも無理はないと思う。

Jリーグは、レフェリーの問題もあるが、見た目ほどプレスが激しくない。国内ではそれで通用しても、WCレベルではボール奪取率は低くなるし、相手ミスの期待度も低くなる。そして攻撃では、普段経験していないプレッシャーを受けると力が発揮できていない。

緩いプレスしかできないのであればDFラインを上げる意味がないし、いっそのことカウンターサッカーをやればいいと思わないこともないが、日本にそんな文化は育っていないしジーコの選択肢にあるはずもない。やはり前線からプレッシャーをかけるために、攻撃的な守備のできる選手を置く必要があると思う。

最後にオシムたんが名前をあげた選手について素人考え。
久保を使うなら柳沢や巻のような守備意識の高いFWを組ませることが重要かなと。
中田英、中村を縦の関係で使うとすれば、小笠原を中村の横に並べるのはリスキー。これは小野にも言えることで、2列目での併用はリスクを冒す必要のある局面に限るべき。
仮に久保、中村、中田英を同時に使うとして、周囲は運動量豊富に攻守に走る回る汗かきタイプを置くしかないと思う。
そしてサントスは、アタッキングサードでチャレンジさせるべき選手。ボックス型の左サイドに久保、中村、サントスの併用は負担が大きいし、サントスSBなら逆サイドは守備的な選手を入れるべきかと。
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by heppoko_zephyr | 2006-03-17 00:00 | 日本代表
0-0の凄いゲーム
CLの抽選会で司会の人がアーセナルvsレアルの2ndレグを「今シーズンのベスト・ゲーム」と言っていた。メディアも高く評価し、ネット上の多くの人からも同様の声があがっていた。そしてりばぽファンでさえあまりの不甲斐ない出来にこのゲームにチャンネルを変えた人がいたらしい。ようやくそのゲームを見ることができた。

1stレグを落としたレアルが、アウェーながら序盤から積極的に仕掛ける。ハイベリーのファンが守備的に戦うことを許すはずもなく、負けじとガナーズもゴールを目指す。ピッチのあちこちで華麗なアタックとアグレッシブな守備が激突し、テクニックで翻弄したかと思えば、次の瞬間にはたまらずボールを失う。それでも果敢なチャレンジから幾度となく決定機が生まれては、GKの好セーブがゲームをしめていく。途中でハイペースを心配したがまったくの杞憂。心からフットボールを愛するファンの大声援が選手たちを鼓舞し、最後の瞬間まで激しいゲームが続いた。

少々意地悪な見方をすれば、守備に安定感を欠く両クラブだからこういうゲームになったのかも。でも泥臭くボールを追いかけ、貪欲にゴールを目指し、男らしく戦い続ける選手たちは美しかった。フットボールの原点を示すようなゲームで、いいものを見たという高揚感と心地よい疲労感が残った。

若い選手が増えてきたガナーズは、きっかけをつかんだかも。それに比べて、もうりばぽ。予想通り直接対決落としたし見る気が起こらない・・・。

(´-`).。oO(かつてのプレミアはこんなゲームが多かったな...)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-14 00:00 | liverpoolやプレミアとか
甲府はお金を払う価値があると思った。
千葉2-2甲府@フクアリ

甲府の4-3-3が個人的に思い入れのあるシステムということもあるが、入替戦で衝撃を受けた甲府をとにかく生で見たかった。千葉もリスクを冒して攻めるチームなので面白いゲームを期待して去年の最終節に続き遠路フクアリに参戦したところ、甲府のチャレンジするフットボールを堪能できて満足。と同時に、もっと多くの人にフクアリに来て欲しかったなと。

4-3-3でもオランダがワイドに開いて1対1の強さを生かす傾向が強いのに対して、甲府はコンビネーションで崩すことを志向しているようだ。良い時間帯は前の5人がW型、M型と変化をつけ、中盤の底やサイドからのサポートで分厚く攻めていた。そして複数の選手が相手守備より先にアクションを起こしてスペースを作り、相手が嫌がるバイタルエリア付近の高い位置でボールを回し、崩していく。この点だけを取り上げれば、ポゼッション・サッカーのお手本を見ているようだった。

ただ攻撃に軸足を置いているので守備には負担がかかる。甲府の弱点もそこにあり、開幕の清水戦ではカウンターから失点を喰らっていたし、このゲームでも危ない場面が何度かあった。そして一旦受身に立つとなかなか押し返せず、千葉の時間帯が長く続いていた。でも守備が整備できれば、かなり面白い存在になりそうな予感がする。

もし甲府のスタイルに個の強い選手を集めて守備を整えるとバルサに近くなる。突っ込みどころだらけで、かなり強引で、相当誇張した表現だけど(笑)、それほど日本ではインパクトのあるスタイルで、他にこんな表現ができるチームは存在しない。オシムたんもインタビューでこんな言葉を使っているけれど、自分が甲府サポなら幸せだろうな。
Q:天皇杯以来の対戦となった甲府のサッカーについて(千葉公式)
「J1らしくないプレーをしている。非常に勇気を持って攻めている。戦術的にも、とても勇気のいるサッカーだと思う。うちは、その裏を突けなかった。あのようなプレーをしていくのは、とても興味深いしサッカーにとってはよいことだと思う。普通とは違うサッカーをしていると思う」

ゲーム自体は、千葉が確実に決定機をものにしていれば結果は違っていただろう。後半途中からストヤノフが攻め上がりを抑えて最終ラインであまる形にしていたが、前線からの圧力が小さくなって甲府につけこまれる隙を与えてしまったのかもしれない。でもそれは結果論であって、よい頃の千葉と比べて人とボールの動きが小さく、スピードが落ちていると感じた。豊富な運動量をベースにしたムービングという特徴が発揮しきれていないように映ったのである。オシムたんファンとしてはなんとも残念・・・。

(´-`).。oO(藤田見たかった...宇留野と杉山面白かった...佐藤勇...)
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by heppoko_zephyr | 2006-03-11 00:00 | Jリーグとか
ぐだぐだ...。
◆ 宮本再び微妙な立場 ◆(スポニチ)
ジーコ監督、代表左SBは「三都主」(報知)
を読んで、ぐだぐだととりとめもないことを。

WCが近づくにつれ代表選手個人の資質に関して語られることが増えてきたような気がする。たまたま2つの記事が目に入ったが、ここでもこれまでに「国内やアジアで活躍する選手が必ずしも世界で通用するとは限らない」というような表現を使ったことがある。強化やテストというのは、ヨーロッパや南米のシーズン中に遠征してレベルの高いゲームを数多くこなしてこそで、不十分であったと言わざるを得ないのでは?

直接2つの記事とは関係ないが、自分は4バック派。だからというわけではないが不思議に思うのは、日本では3-5-2が流行したのに、それと相性がよいといわれる4-2-3-1や4-3-3の3トップ(ないしは1トップ2シャドー)を採用するチームがほとんど出てこなかったこと。

もちろんシステムがサッカーをするわけではなく、戦力にマッチしたフォーメーションを採用することが肝要で、システムそのものの優劣だけで論じてもナンセンス。3トップに適したFWや、ほとんどのチームが2トップを採用するために中央が1対1になりやすい4バック向きの強いCBに恵まれないことが一つの要因なのだろう。

そして多くのチームが、フォーメーション的に最終ラインを相手FW数+1枚にしているのだろう。西野監督も同じような考え方を採用したのだと想像する。浦和の1トップ2シャドーの布陣に対して、(G大阪の選手の特徴を考慮した上で)ゼロックスのゼロックスの3バックからリーグ戦の4バックへ変更したと考えるのが自然なのかと。

この間のクロアチア-アルゼンチン戦、アルゼンチンの3-4-3に近いフォーメーションに対して、クロアチアはいつも通りの3-5-2のリアクション・サッカー。しかしクロアチアは迫力あふれるアルゼンチンのアタックにうまく対応していた。もちろんアルゼンチンの高い個人技とポジション・チェンジにバランスを崩されるのだが、的確なカバーリングやサポートでいつの間にか修正しているのである。

攻撃でも守備でもアクションをしかける瞬間は少なからずバランスが崩れるもの。だけどレベルの高いチームの選手はサッカーの勘どころが体に染み付いているのだろう、個人の戦術眼が高く、積極的にバランスを崩すことや、その後すぐに修正することが巧みだなと感じる。対して日本はバランス維持を優先する傾向が強いというか、バランスが崩れるとファールでゲームをきって逃げることが比較的多い。システム論や戦術論の前に、流れの中の瞬間的なプレー選択や判断で歴史の差や日本の弱さを感じてしまう。

それで冒頭の2つの記事については、そうした個人レベルの戦術眼が一朝一夕に向上するはずもなく、少なくとも守備に関してはもう少しはっきりとした約束事でカバーするしかないと思うのである。監督、選手を大幅に入れ替えて違うスタイルを目指さない限りは。
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by heppoko_zephyr | 2006-03-10 00:00 | 日本代表
もうりばぽ・・・
負けるときはこんなものだ。立ち上がりからゲームを支配しているのに再三の決定機を外し続けて、カウンター1発で流れが悪くなってしまう。後半になると焦りからかリズムを失ってしまい、まるで形にならない。あの攻撃の単調さで決定力に難があるFWでは、ゴールの予感さえ消え去ってしまった。

敗因をFWの決定力不足に求めることは簡単だが、適正がないポジションで選手が使われている現状では、今日の結果もやむを得ないのだろう。リーセ、モモ、ゼンデン、そしてなんといってもヒーピアと怪我人が相次いだこともあるが、やはりシーズン前から言われていたサイドとCBの問題が改めて浮き彫りになってしまったように思う。

そして1stレグの消極的過ぎる姿勢、このゲームで先制されても60分過ぎまで動かなかったラファの采配には、大いに疑問を感じてしまう。FWにこれといって切り札的な存在感のある選手はいないし、中盤以降の構成に変化をつけようにも徹底的に守りに入ったベンフィカ相手では採用できる策が限られていたこともあるが・・・。

といってもラファがいい仕事をしていることは評価したい。大先生時代の悪夢を振り払い、大陸的なスタイルへモデル・チェンジしたことで強くはなっている。ただ今シーズンはピークが前半に来てすでに下降線を描く時期に入っており、そうなると簡単に負けてしまう。まだまだ本物の強さではないということだろう。

前にも書き残したけれど、今年のりばぽが面白いフットボールをしているかというとそうでもない。まだリーグ戦とFAカップが残っているが、今日の敗戦で自分自身のモチベーションがかなり下がってしまった。敗戦濃厚になっても"You'll never walk alone"を歌い選手たちを鼓舞し続けたKOPに淡い期待をしつつ(他力本願だなぁw)、残りのシーズンを過ごてしまいそうだ・・・。

リバプール0-2ベンフィカ
チャンピオンズ・リーグ、ファースト・ノックアウトランド2ndレグ@Anfield
BBCマッチレポート
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by heppoko_zephyr | 2006-03-09 00:00 | liverpoolやプレミアとか