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ありがとう
ジーコが帰国した。

ジーコを代表監督として容認し続けた日本にも問題はあるが、その仕事振りには失望させらたし、離任会見も納得できないことだらけだ。 でもあなたは日本サッカー界の発展に貢献した大恩人。J開幕前に地方のグランドでプレーする姿を見て、子どもように興奮し、夢中になって追いかけた自分は、とても複雑な気持ちになってしまう。 黎明期のJリーグがジーコを必要としたように、世界はあなたにしかできない仕事を期待し待っている。もしそんなジーコの映像を見れば、きっとWCで味わった惨めな気持なんか忘れて応援してしまうんだろうな。

ありがとうジーコ。


代表監督騒動の渦中にあるオシムたんが来日。

クラブを愛し、監督との絆を大切にする犬サポさんたちが空港にお出迎えし、一緒に戦いましょうとメッセージを送っていた。 そんな純粋な犬サポさんたちと対照的に協会は、無様な敗戦の総括さえ怠っている。日本サッカーのビジョンを具体的に示すことなく、オシムたんに丸投げするつもりなのだろうか。 そしてトップが「世界にそんな前例はないから…」と言っていた組織が、フェアプレイの精神に反する前例を作ろうとしている滑稽さ。ジーコの退任は突発的なものではないし、オシムたんの契約期間も分かっているのに。日本サッカー界を支えるJリーグをなんと考えているのだろう。

日本にいることが奇跡とさえ言われるオシムたんはもちろんのこと、犬サポさん、千葉、そしてJリーグがみなハッピーになれますように。

#クラブからのコメント(ジェフユナイテッド市原・千葉公式サイト)
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by heppoko_zephyr | 2006-06-29 00:00 | フットボールあれこれ
WC19日目
ベスト8が決まった。不参加のウルグアイを除き歴代優勝国が勢ぞろい。ところで、前評判が高いブラジルは決勝前に敗退するとか、前評判の低いドイツは決勝まで行くとか、前の大会に不出場の国(ウクライナ)がベスト4入りとか、ペレの呪い(ポルトガル)なんてのもあったな。さてさて、どうなるのだろ…。

○ブラジル 3-0 ガーナ

ガーナは、王国相手に堂々の戦いぶりだった。終始高いラインを保ち、自らアクションを起こしていく。シュート数やCKの数で上回り、ブラジルが重視してきたポゼッションでも上回ったが、ゴールが奪えなかった。それでも一歩も腰を引かずにガーナのスタイルを貫き通したサッカーは、世界の人々に可能性を感じさせ、賞賛を受ける。嫉妬してしまうよな…。

そしてブラジルは、今回も面白くないなあ。WCの大舞台でも理想のサッカーに拘って、美しいカナリアの歌声を囀るのが90年代までのブラジルだった。しかしあれだけの選手をピッチに送り出しているのに、ブラジルは明らかに変化しつつある。守備に相当の注意を払いながら相手の隙を突くゲーム運びが多くなり、リスクチャレンジを最小限に抑えた万全の勝利を目指しているように映る。各国のレベルが接近してきたことが主な原因なのだろうが、それではテクニックのあるイングランドだ(笑)。

ブラジルのパレイラ監督は、"Why is it only Brazil who have to play attractive football? The history books don't record who played pretty football, they record who won the trophies and we've won five. "(FIFA公式サイト)なんて発言しているくらいだから、この先も期待できそうにないや ('A`)

行過ぎた商業主義が、フットボールをどんどんつまらないものにしているような…。

○スペイン 1-3 フランス

両チームの選手の技術レベルはよく承知している。目一杯にラインを上げてコンパクトに保つプレッシングサッカーは、欧州の強豪同士のゲームでしばしばお目にかかる試合展開で、とくに戦術的に目新しさがあったわけでもない。それでもただただ楽しかった。白熱の攻防に最後までくぎづけになり、この大会のベストゲームになったかな。

フランスの守備が秀逸だった。ポゼッションではスペインが上回っていたが、中盤を分厚く構えたフランスがゲームを支配していた。スペインのF・トーレスとサイド攻撃を機能させず、攻め倦む相手に与えた大きな決定機は数えるほど。そして攻撃では、ジダン、アンリの打開力に加えてリベリー、ヴィエラがアクセントになったハーフカウンターが脅威を与えていた。こんなに溌剌としたフランスは久しぶりで、忘れかけていたダイナミズムを取り戻したのかもしれない(まだいまいち信用できないけど…)。次は86メキシコを思い起こさせる白眉なブラジル戦を期待!

若く経験は不足しがちだけれど、かなりのレベルにある選手が揃っていたスペイン。ここで消えるのは残念だけど、なんだかスペインらしいや。10南アに期待と言いたいけれど、いつも期待を裏切ってくれるからなあ(笑)

(´-`).。oO(アロンソがフリックオンしちゃった...ゆっくり寝れるや...)
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by heppoko_zephyr | 2006-06-28 00:00 | WC06
腐ったみかん
久しぶりに「腐ったみかん」という言葉を思い出した。

以前に当該記事の感想を書いたことがあるので、憤怒の念をこめて記録しておく。
#「この人の言葉が聞きたくなる。」(3月17日の日記)

木村元彦の「地球を一蹴」 第29回(6/27更新)
「川淵キャプテンに伺いたい」 より抜粋(SKY Perfect TV!)

腹が立って腹が立って、仕方がない。

「言葉」を重要視して来た監督に対するサッカー協会の何とも不用意な「言葉」の先走り。川淵キャプテンの「大失言」。
本人、ジェフ千葉の了承も得ないままにメディアに発表してしまうとは何と言う無礼な振る舞いだろうか。愚かな発言者はジェフの選手、サポーターに対して謝罪すべきだ。
何よりジーコにも失礼だ。
「失言」なのか、意図的「確信犯」か、そんなことはどうでもいい。人事に関する秘め事を事前に漏らしてしまった大失態に変わりは無い。協会トップの人間として、ある意味で、W杯の惨敗以上にこの責任は重い。

川淵キャプテンは拙著『オシムの言葉』に感銘を受けたと言って下さったようだが、著者の私がこの4月、一ヶ月に渡ってジェフ千葉から、取材拒否をされていたことを、ご存知だろうか?
何の明確な理由説明も無いままにオシム監督インタビューを取材日前日になって、3度に渡ってキャンセルされたのだ。朝日新聞、角川書店、集英社の各担当編集者が、ごにょごにょとしか言わない広報担当から聞くところによると、それは、今春Number誌に掲載されたオシム記事がジーコ批判に当たるとして、「木村さんの取材はちょっと」ということになったそうである。
監督の言葉を詳細に採録したあの記事の一体どこが、ジーコ批判になるのか?読解力の無さに呆れるが、例え批判であったとしても、それで取材を妨害するとは、これは度し難い間接的な協会の圧力である。

是非とも川淵キャプテンにお目にかかって直接質したい。
間接的な圧をかけておいて、手の平を返して今度はそのオシムに要請ですか?
『オシムの言葉』のこの部分はお読みになったのですか?
「言葉は極めて重要だ。そして銃器のように危険でもある」
オシム監督はこういう信義に外れたやり方を最も嫌うのだ。

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by heppoko_zephyr | 2006-06-28 00:00 | 日本代表
WC18日目
「川淵会長断罪wiki」なんてものが出来ていた。日本サッカー界の功労者であることは間違いないが、とくにWC後の「為すべきことを疎かにしている対応」を見ていると…。

○イタリア1-0オーストラリア

圧倒的にボールを支配したのはオーストラリア、しかしゲームの支配は五分と五分で、どちらに勝利が転がってもおかしくはなかった。マテの一発退場は少々厳しいように感じたが、もともとそういうお国柄なのでまあ仕方ない。最後に帳尻も合ったことだし(笑)

ただゲームを大きく動かしたのは、間違いなくその退場だった。イタリアは2トップに変更し守備を固めたが、Ozの豊富な運動量から繰り出されるテンポのよい攻撃、ヴィドカのポストプレーにヒディンクの母国オランダを髣髴とさせる両サイドをワイドに使った攻撃を絡めて主導権を握ろうとする。

しかし簡単に崩れないのがイタリア。後半はカテナチオという言葉が相応しい展開だったが、したたかなゲーム運びで相手の攻撃の芽を摘み、反撃のチャンスを窺う。Ozもブッフォンの牙城を脅かしはしたが、実際に大きなチャンスをつかんでいたのはイタリアで、戦い方、勝ち方を知っているチームが勝利をおさめてしまった。

まあおいらの好みだけど、イタリア的なサッカーだけは目指して欲しくないなぁ。

(´-`).。oO(QLだいじょううかなあ...)

○スイス0-0(0-3PK)ウクライナ

中盤をコンパクトに保ち相手の良さを消しあった試合にエンターテイメント的な彩りはなかった。タイプ的に似かよったチーム同士の渋すぎる試合は、120分戦って引き分け。ただこのゲームではウクライナの戦いぶりにより可能性を感じていたので、PK戦とはいえベスト8進出を決めたことはよかったかなと。

ウクライナの気迫は凄まじく、スペイン戦とはまるで違うチームになっていた。劣勢を予想していたが、気迫あふれるプレーで局地戦を譲らず、攻守の切り替えも素早かった。ウィングを生かしたスピーディなカウンターと、シェフチェンコの決定力を生かそうとする攻撃が、スイスゴールを効果的に脅かす。センデロスを怪我で失っていたスイスに十分な警戒感を与え、前線への圧力を削ぐことにも成功していた。次のイタリア戦もこのような戦いが出来れば…。

ウォームアップ・マッチなどで若い選手がひたむきにプレーする姿を見て以来スイスには注目してきたが、この試合では輝きを放てなかった。大会を通じて無失点で敗退することになったが、これまでの結果が悪い方に影響したのかも。バランスを保つことに注意を払いすぎて、肝心な場面でリスクを冒しきれていなかった。チャレンジャーとしての立場は感じられず、負けない戦い方に終始した今日のスイスは、勝利をつかむまでのチームではなかったのだろう。
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by heppoko_zephyr | 2006-06-27 00:00 | WC06
WC17日目
○イングランド 1-0 エクアドル

大会直前のウォームアップマッチの出来がまずまずだったので、もしかしたらガッザの頃に戻るかもという期待を込めて、今回は少しばかりイングランドに注目していた。でも毎試合こんな内容ではもう限界だ…、いくらりばぽの選手が出ていても。

ところで、ベッカムとエリクソンのコメントが面白かった。
I proved critics wrong - Beckham(BBC) "It was an ugly performance but it was what we wanted and we'll take ugly performances," (ベッカム)
"I think it worked - the formation," (エリクソン)

しかし母国のメディアは、フットボールと適度な緊張感を保ちつつ健全な関係を築いている。監督や選手のコメントを鵜呑みにすることなく試合内容そのものが分析され、次のゲームへの課題、改善点を指摘する記事があらゆるサイトに並ぶ。

この試合ではベッカムがルーニーを孤立させたためにイングランドが機能不全に陥ったとの分析も多かった。これがどこかの国であれば、決勝ゴールを挙げたイケメンのキャプテン批判など考えられないのだ(笑)
England have world stage and how the world laughs(Guardian)
England must square up to old foe Scolari(Guardian)
Butcher unrepentant over Beckham(BBC)
Sven has something to prove(BBC)
Match Report(Times)

ヽ(`Д´)ノ 「ギャラガー」じゃなくて「カラガー(キャラガー)」だっ!

○ポルトガル 1-0 オランダ

月曜の朝から出来の悪いノンフィクション・ドラマを見た気分、疲れるなぁ…。

ようやくオランダらしさが発揮されるかも…、そんな立ち上がりだった。ポルトガルの早すぎるゴールが拍車をかけたこともあるが、本来のスタイル、テンポでプレーする選手たちは楽しそうだった。崩しを優先してシュートを打たない病の兆しが垣間見えたが、最後の瞬間まで見ごたえのある攻防が期待できるはずだった。

ところが気負った一人の選手が、カード相当のファウルを繰り返す。事態を収拾できないレフェリーの存在が選手たちを苛立たせ、ゲームを蝕んでゆく。WCの舞台ゆえの情熱、闘争精神が歪な形となって現れ、選手たちはプレーすることを忘れていった。勝者も敗者も深刻なダメージを負ったゲームは、決してフットボールと認めたくないものだった。

(´-`).。oO(後半のプレー時間があまりに短すぎた...)
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by heppoko_zephyr | 2006-06-26 00:00 | WC06
WC16日目
○ドイツ 2-0 スウェーデン

ドイツのFWを見ていると本当にうらやましい。決定力はもちろんだが、ペナルティ・エリア内からアーク付近にかけて、プレッシャーが一番厳しい場所で仕事ができている。日本のFWがポイントを作ろうとしてサイドに流れたり、本来はMFのポジションにまで下がってくる姿とは、実に対照的。

また同じ感想だけど、02WCまでのドイツはサイド攻撃が重要な位置を占めていたが、今大会は明らかに様相が違っている。もちろん今もサイドは重要な攻撃手段なのだが、まずは中央からの早い攻撃ありきで、中央を薄くするためにサイドを使っている感じさえ受ける。

この大会はミドル・シュートが多いと言われる。使用球の進歩がその理由として語られることが多いが、サイド攻撃に対する守備戦術が整備されたこともあるだろう。早いタイミングのクロスは別として、アーリー・クロスと呼ばれる位置からのパスよりは、自ら中央に切り込んで決定機を作っているシーンが増えている気がする。

これらはもちろん選手の質に依存するが、日本ではめったにお目にかかれない攻撃パターン。中田英がスペースに動き出すFWが好きなこともあるが、ゴールから遠ざかる分だけ完璧な崩し、パーフェクトなクロスが要求される。とくにフィジカル、そして決定力のないFWでは、ワンテンポの遅れは致命的。この大会でもゴール前を固められ、クロスを上げさせられている状態が多かった。

試合はホームらしく攻めたドイツの完勝。スウェーデンの退場とPK失敗がターニングポイントになったが、らしさを発揮できないまま負けてしまったという印象。

守備に難がありといわれたドイツだが、ここ数試合はゲームを支配しており、その懸念は表面化していない。アルゼンチンのスピーディかつクリエイティブな攻撃にDF陣がどこまで対処できるか。中盤が守備を意識しすぎるようだと危なそうだ。

○アルゼンチン 2-1(延長) メキシコ

1stラウンドの出来と現時点の力関係をからすればメキシコの大健闘で、自分的にはこれまでのベスト・ゲーム。ただやはりこの両チームには力の差があって、メキシコも雰囲気は感じられるが、ゴールの匂いという点では断然アルゼンチンだった。そしてサッカーは一つのゴールがすべてをひっくり返すことがあるが、そういう結果にはならなかった。

日本はメキシコを目指すべきだという人がいる。強さという点ではかなりの差があるが比較的よく似たフィジカル、ショートパス中心の攻撃スタイル、スキル重視の国内リーグ、今回の日本はやや様相を異にしたがコレクティブなサッカー、そして国内選手中心の選手構成など、両者の共通点は少なくはない。

現在のメキシコは、日本の進化形だと思う。目指している方向性も似ている(と勝手に思っている)。でもそのメキシコはここ一番で勝てず、WCでベスト8に進んだのは自国開催の86WCまで遡らねばならない。かつてつまらないサッカーと言われたメキシコも、世界で一定の評価を受ける国に成長してきているというのに。これがメキシコの限界かなと恐れる気持ちがあり、日本が歩む道ははてしなく遠いなと感じる。

多くの人が優勝候補の最右翼と目するアルゼンチンは、ベスト8で開催国ドイツと激突する。もしかしたらWCでは90年の決勝以来かも。くれぐれもあんな試合にだけはなりませんよーに。

(´-`).。oO(中田英が敗退組ベスト11に選ばれたか...)
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by heppoko_zephyr | 2006-06-25 00:00 | WC06
オシムたんが騒がれている
オシムたんの監督としての実力は、世界的な名声からも疑う余地はない。確実に日本代表をレベルアップさせ、戦う集団に変えてくれることだろう。

でも自分の中では、オシムたんが日本のサッカーそのものに大きな影響と変化をもたらしてくれることへの期待感が勝る。これまでのオシムたんの言動から察するに、仮に代表監督になれば、日本が目指すべきスタイルを強く意識したサッカーを提示してくれることだろう。そしてプレーする選手同様に、応援するファンも考えることを要求されることになりそうだ。そんな緊張感あふれる関係を夢想せずにはいられない。

しかし同じ失敗を繰り返そうとしている素人フロントのような協会が、そもそも世界有数の名将の招聘を実現できるのだろうか。川淵の会見もあまりに胡散臭かった。オシムたんのファンとしては、そんな国の代表監督になるくらいなら、少しでも長く千葉の監督を続けて欲しい。より多くの試合が楽しめることだし。

■「世紀の大失言」に思うことby 宇都宮徹壱(スポナビ)
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by heppoko_zephyr | 2006-06-25 00:00 | 日本代表
WC15日目
昨日は完全休養、1試合も見なかった(´・ω・`)

○トーゴ 0-2 フランス
○スイス 2-0 韓国

スペイン-韓国戦、見たかったなあ(笑)
韓国は自国開催以外で初の1勝をあげた。欧州・南米相手には日本が先に勝つぞっ!

○サウジアラビア 0-1 スペイン
○ウクライナ 1-0 チュニジア

スペインの先発メンバーを聞き就寝 ⊂(_д_)⊃
サウジアラビア、イラン、日本は仲良く勝ち点1かあ。

いつもの勝ち点比較は、アジア(豪含む)11、アフリカ12、北中米(4カ国)6
2ndラウンド進出は、オーストラリア、ガーナ、メキシコと各1カ国。

○1stラウンドのベスト・ゲーム

該当なし。
エモーショナルさでは、クロアチアvsオーストラリア、トリニダードトバゴvsスウェーデン。

○1stラウンドのベスト・ゴール

F・トーレス(スペイン、vsウクライナ)。プジョルのボール奪取からゴールまでのシンプルさが美しい。
次点は、カンビアッソ(アルゼンチン、vsSCG)。あれだけ手数かけたら、どこかで失敗するものだけど…。
ミドルだとえこひいき込みで、ジェラード(イングランド、vsトリニダードトバゴ)。
FKは、ファンペルシー(オランダ、vsコートジボワール)。
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by heppoko_zephyr | 2006-06-24 00:00 | WC06
WC14日目
クロアチアvsオーストラリアが最高に面白かった。両国の人たちは、ジョホールバルの時の日本のように天国と地獄の気分を味わったに違いない。そして全身全霊でWCを実感したことだろう。とってもうらやましいのだ…(´・ω・`)

○チェコ 0-2 イタリア

押され気味の時間にリスタートを生かしたマテのゴールは、チェコに大きなダメージを与えた。と同時にイタリアらしさを発揮し、引き分けでもGLを突破できる優位性をより生かす絶好のお膳立てとなった。大会前にイタリアが攻撃的に変身したという記事を多く見たが、ここまでの戦いぶりはやはり伝統の守備的な戦術がベースになっていた。エンターテイメント的な部分ではお世辞にも面白いとは思わないが、長い時間をかけてオリジナルなスタイルを作ってきたイタリアの強みが存分に発揮されていた。

チェコは、ネドベドは復帰したものの攻撃陣に故障者が相次ぎ、華麗でコレクティブなアタッキング・フットボールは試合を重ねるごとにパフォーマンスを低下させてしまう。このゲームでも決定機を数多く作ってはいたが、老獪なイタリアの守備の前に流れるような展開は散発的でゲームの流れをつかむには至らなかった。気象条件やチーム構成を考えれば、ある程度覚悟していたことだけど淋しい。この大会後にチェコは本格的な世代交代に入ると思うが、ユーロの予選にはどんなチームで挑んでくるのだろう。

○ガーナ 2-1 アメリカ(#ビデオを見た感想)

ぼーっとビデオを流していても次々と拍手したくなるようなプレーが出現し、いつの間にか引き込まれる。日本と同じで両チームとも世界的に名前の通った選手は多くないのに、スタジアムの観客を引き付けるサッカーをしていた。

双方ともプレーにリズム感があった。アメリカは組織でスピードを上げていくが、ガーナは個の身体能力によるもので、そのコントラストがたまらなく面白かった。といってもガーナは個の力に頼っているだけのチームではなく、守備は組織的に整備され、攻撃時のビルドアップなどはとてもスムースだった。

両チームともよく走れている。ベースになるチーム戦術がしっかりしているから無駄走りが少なく、終盤のペースダウンの度合いも小さい。そしてすべての選手がゴールを意識している。なるほど決定機が数多く出現するはずだ。

(´-`).。oO(このグループは面白いゲームが多かったな...)

○日本 1-4 ブラジル

海外サイトの日本の記事の中心はいつもジーコ。4年に1度の真剣勝負の場ではまるで歯が立たなかった日本、そんな国のサッカーの内容について触れられることはほとんどなく、ジーコを悲劇の主人公のように扱う記事さえあった。

サッカーの「内容」ではなんらインパクトを与えていないという現実と、これが日本のサッカーだと思われる悔しさ。日本は負けても強烈な印象を残すチームにはなれなかった。ジーコが率いたチームとしてのみ、世界の人の記憶に残るのだろう。

まあこういう無残な結果、に終わって安堵する気持ちがある。協会が今大会の代表の惨敗とこの4年間の過程を真摯に検証・分析し、日本サッカー界の将来がよい方に向かうことが前提になるが…。

さほど感情移入の出来ない代表だったが、朝、インタビューに答えていた街往く女の子の純粋なコメントを聞いて涙が出そうになった。この国のサッカーは、しっかり前を向いて歩いていけるのだろうか。

(´-`).。oO(ブラジルはサンバのリズムを思い出したかな...)

○クロアチア 2-2 オーストラリア(#ビデオを見た感想)

QLの同点ゴール(これでりばぽは5ゴールめ!)から、日本を放り出して釘付けになってしまった(笑)

ビデオで見直しても面白い。闘争心の塊のような選手たち、ゴールが決まるごとに大きく揺れるゲームの流れ、ゲーム展開に即した監督の采配の妙、といった要素が絶妙に絡み合い、大きなうねりとなって次々とスリリングなシーンを演出する。最後の最後の瞬間までスタジアムは揺れ続けていた。

この組は、オーストラリアの大健闘ということになるのだろう。たしかに欧州のトップリーグ、とくにプレミアでプレーする選手は多いが、代表として活動することがほとんどなく、日本にも勝機があるレベルの相手だと想像していた。

そのチームに魂を入れたのがヒディンクということになるのだろう。フィジカルを強調したタフで時に激しすぎる守備とロングボールを効果的に使う大きな展開の攻撃を見ていると、イングランド・スタイルにヒディンクが色づけしたという感じ。レベルの高いリーグで普段からもまれている選手たちはよくサッカーを知っていて、ひたすらチームに必要なプレーをしていた。

クロアチアは、小粒ながら選手の質は揃っていると思っていたが…。日本戦が最大の誤算だったことは想像できるが、オシムたんがコメントしているのでメモ。
「オシムが語るクロアチアのグループリーグ敗退の理由」
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by heppoko_zephyr | 2006-06-23 00:00 | WC06
WC13日目
オーウェンのことでFAのサイトに行く。JFAのそれと比べて扱う内容の差に愕然。
そしてFIFA公式サイトの日本語ページ。日本絡みの記事は、なぜか英文と異なるニュアンスの訳が散見され、そしてススポーツ紙のようなくだらない記事が多い…。

○オランダ 0-0 アルゼンチン

恐れていたことが起こった(笑)強国同士の試合だけあって随所に見所があるのだけど、既に決勝Tを決めた両チームは概して消極的。前半20分頃には0-0の悪寒がし、その通りになってしまう悲しさ。試合後に両チームの複数の選手が「引き分けに満足していない」旨のコメントをしているが、両チームのポテンシャルを考えれば消化不良でぷすぷす。前日にイングランドとスウェーデンの熱い試合を見た影響も少しはあるのだろうけれど。

こんな時、もしどちらか一方のチームでも真剣に追い続けていたなら、「あーすればいいとか、こーすればいい」なんて戦術オタ的な楽しみ方もあるんだろうけど、今はそんな時間もないしなあ…。

まあ決勝Tもこんな展開のサッカーが多くなりがちだけど、カップ戦は負けたら終わりなので、1つゴールが生まれればゲームが激しく動く。オランダはまだまだ修正が必要だと思うが、両チームの今後に期待することにしよう。

(´-`).。oO(井原さんの解説がやばい...カンビアッソの頭はもっとやry...)

○コートジボワール3-2セルビアモンテネグロ

#ビデオを見た感想

前回大会はSCG独立後、初のWCだった。たとえ予選で敗退してもプラーヴィに対する評価はそれほど落ちることはなく、多くの人が90年代前半の華麗なテクニックと組織プレーが融合したサッカーの復活を暖かく見守っていたと思う。そして今回は欧州予選でスペインに競り勝って堂々の1位通過だった。大きな期待をしていたのだけれど…。

SCGはメンタリティの面で問題を抱えていたのだろうか。主力選手の負傷に加えてモンテネグロの独立というサッカー以外の大きな問題もあったが、新メンバー選出や戦術批判などチーム内にごたごたがあった。エゴイスティックなプレーに走り、3試合で12枚のカードを集めた選手たちには、規律の面で問題があるようにも感じた。CIVが内戦という問題を抱えたながらもまとまりを感じさせてくれる好チームだっただけに、なんともやりきれない気分になってしまったのだ。

CIVが決勝Tに進めないことは本当に残念だ。SCG戦ではドログバらメンバー5人が入れ替わったにもかかわらず、魅力的な攻撃サッカーを展開していた。もちろん最初の2試合は相手関係を考えねばいけないが、この日のタクティカルなサッカーにCIVの将来性を感じた。まだまだ不安的な部分が残る未成熟のチームではあったが、次のWCにぜひ出場して再び世界を驚かせて欲しい。


○ポルトガル 2-1 メキシコ
○イラン 1-1 アンゴラ

睡眠不足がいよいよ深刻になってきたので、早々に寝てしまう(´・ω・`)

このグループはあまり興味を持って見ていなかったが、イランとアンゴラは世界にインパクトを残せただろうか。
ここまでの勝ち点、アジア10、アフリカ9、北中米6(4カ国)。
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by heppoko_zephyr | 2006-06-22 00:00 | WC06