#とりあえず試合後の感想です。
#試合内容があれだったので、少し乱暴です。
大会前からある程度は覚悟していたけれど、
選手が変わるとフットボールの質や内容まで変わってしまった。
ジーコのチームだとそれは仕方ないと思うのだけど、
ちょっと内容的に満足できないというか、
はっきり言ってしまうと情けない。
勝つ気があったのかどうか分からないような集中力を欠いたプレーの連続、
フリーボールを競り負けるというか勇気を持って争わない中盤。
とくに前半は、お世辞にも組織的と言えない北朝鮮に運動量で負けていた。
失点シーンがちょっとありえないクリアミスからのものだったことが、
余計に印象を悪くしているのかもしれない。
ただ新戦力のテストも追い込まれての選手交代で積極的に試したものではないし、
FWばかり投入するがチームとしてはまったく機能せず、バラバラ。
チームとして明確な戦術、ビジョンを持たないジーコ、
その弱点が端的に現れたゲームだったし、
何の収穫もないゲームだったと言わざるを得ない。
(新しい選手については、あと2試合見てみたいと思います。)
-以下、寸評です-
北朝鮮は日本のサイド攻撃をかなり警戒し、スペースをうまく消していた。
日本もサイドを崩すというよりは、とくに前半は中央に拘っていた印象を受けた。
もう少し効果的なサイドチェンジからのサイド攻撃が欲しかった。
サイドにボールを預けた後のフォローはあるのだけど、
動きの質が悪く連動していないから、あっという間にプレッシャーを受けてしまう。
だからいいプレーも散発的にしか生まれないし、
今の日本のWB陣では精度の高いセンタリングは期待できない。
リードして引いている相手にペナルティ・エリア内に割く人数も少なすぎた。
DFのフィードもパスコースの選択、強弱の加減に問題多い。
展開力のなさよりも根本的な問題を感じてしまう。
確かにスルーパスを狙う攻撃はそれなりに脅威を与えていた。
しかしゴール前に人数を割く北朝鮮に粘り強く跳ね返されるのもある意味当然。
サイド攻撃とのバランスが悪いように感じた。
守備面では、ラインの高さを維持できない日本の悪い癖が出ていた。
北朝鮮は単純に放り込んでくることが多かったが、これがなかなか有効。
中盤の選手によるボールの出所へのプレスも弱く、
オフサイドトラップをかけない日本のラインは簡単に下がっていた。
ジーコは、いつになったらこの問題を解決するのだろう。